2017年02月08日
ワニ革の種類
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガの一部分から【ワニ革の種類】(ブログ用にテーマを変更)を紹介致します。
20年ほど前に買った革のコートがあるのですが、デザインは全く見劣りしてないので今でも使っています。
革は生き物ですので、きちんと手入れをしないと固くなったり表面がガサガサになったりしますので、長持ちさせるにはそれなりの方法があります。
ペットを育てている感覚になるんですね。
ふと、ネットではどういう革の手入れ方法が書いてあるのか調べてみました。
予想通り、革についての記事がわんさか出てきますね。
「オイルやクリーナーは使わず、乾いた布でひたすら磨く」
「革は乾燥に弱いので、きちんと革の質を見極めた上でオイルを使ってあげましょう」
など、ありとあらゆる手入れ法を目にしました。
革の事をよく知っている人が身近にいるので革を痛めたことはないのですが、初めて革を持つ人がネットの情報を見れば、頭が混乱するだろうなと感じました。
特に、革の皺の取り方です。
「直接アイロンは革を痛めるので厳禁。当て布をする」
「直接アイロンで圧力をかけると皺が取れる」
さて、どっちでしょう。
これは革の製法、種類、染め方によって方法がバラバラなんですよね。
しかし、残念ながらそこまで書いていません。
ちなみに、革の宝石と言われるクロコダイルについてもいい加減な情報が多いです。
しかも、いい加減だというレベルではなく、悪意があって完全に騙しだなと思える書き込みが氾濫してます。
ワニ=クロコダイル
こう思っている方が多いでしょう。
しかし、ワニの種類によってきっちりと分けられているんですね。
まず、クロコダイルというのはイリエワニやナイルワニという貴重な種類で、ワニ革の中で最も高級とされており、革職人が手作りで手掛ける財布なんて軽く数十万、数百万円するんですね。
次に、アリゲーターと言われるワニ。
クロコダイルとは違いますが、ぱっと見た目ではわかりません。
鞄、ベルト、財布、小物にはかなり使われています。
質はクロコダイル同様、いい手触りです。
そして、カイマンというワニの革製品は比較的量産しやすいのですが、見た目のインパクトは力強く、さらに硬くて丈夫なのに、比較的安価で手に入れることができる優れものです。
そこで、質のいいカイマンワニの財布なら5万円〜10万円で買えますが、このカイマン革をクロコダイルと称して、かなりの高値で売っている業者がわんさかあります。
さすがにクロコ型押し製品をクロコダイルと言っている業者はないでしょうけど、ロレックスやオーディマピゲなど、世界の代表ブランド製品を、全く別の工場で似せて作っているものを本物としてネット通販で売っている業者も多々あります。
こういった商売に関わっている人に、良心の呵責って…と、疑問に思ったりもします。
※如何でしたでしょうか?
詳しく書いてあります。勿論、ここまで知りませんでした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Posted by makishing at 07:57│Comments(0)