2017年02月25日

カメラレンズの絞りから考えついた発明品


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【カメラレンズの絞りから考えついた発明品】を紹介致します。





【カメラレンズの絞りから考えついた発明品】


前にも書いたような気がしますが弁理士をしていると

「特許を取ったら、儲かりますか?」

と直球の質問を頂くことがあります。


もちろん、簡単なことではありません。


では、特許を取ってもまったく夢がないのかと言えば、そんなこともありません。


企業の研究者・開発者でなく、個人でもたくさん報酬を得ている方もいます。


今日は、そんな個人の方が考えたヒット商品について紹介します。


美味しい煮物を作るために欠かすことのできない「落し蓋」


落し蓋の役割は、煮物が煮汁の中で動き回って煮崩れてしまうのを防ぎます。


そして、ぐつぐつと沸いている煮汁をうまく循環させ、少ない煮汁でも効率的に味をしみこませる効果があります。


落し蓋の効果を引き出すには、サイズが重要で、鍋の直径よりもほんの一回り小さいものが最適です。


鍋の大きさは、多岐にわたりますがすべてのサイズに合う落し蓋を用意すると、費用もかかるし、保管場所も必要になります。


この落し蓋について、ロングセラー商品を考えた主婦がいます。


この主婦の方は、大きな鍋で魚の煮つけを作ろうと思っていたときにサイズの合わない落し蓋を使い、魚が煮崩れした苦い経験がありました。


とは言っても、色んなサイズの落し蓋を持つ余裕もない。


そこで、鍋の大きさに応じてサイズを調整できる落し蓋が作れないかと考えました。


フリーサイズ落し蓋というコンセプトの商品です。


試行錯誤を繰り返した結果、「大きい蓋を小さくたたむことでサイズを調整する」という手法を考えました。


具体的には、扇型の金属のプレートを交互に組み、それが重なり合う領域を調整することでサイズを変更する構造。


この構造は、カメラが趣味で発明が好きな旦那様とともに、カメラレンズの絞り構造をヒントに開発されたとのこと。


この落し蓋が1975年の発売以来これまでに800万枚以上、72億円の売上をあげているそうです。


発明者の主婦の方は6000万円以上の特許収入を得たとされています。


金額だけ聞くと驚くような大金ですが、この商品を送り出したことにより、煮物料理をする方々への貢献力を考慮すれば当然とも思います。


もちろん、特許を取得するメリットは、特許収入だけでなく、営業力UP、売上をがっちり確保するなど色んな使い方があります。


が、世の中に役立つ商品を考えて、それに見合った特許収入を得る方もいるということを覚えておいてもらえると幸いです。


今回の発明品は、カメラのレンズの絞り構造という異分野からヒントを得ています。


が、この発明だけでなく、異分野で当たり前のことを転用して考え出された発明もたくさんあります。


ですから、自分の専用分野だけでなく、他の分野についても興味を持つことで、意外なヒントが得られるかも知れませんね。





※如何でしたでしょうか?!

特許取得するのが、意外と普通の主婦の方が少なくないと、きいたこともあります。

「こんなこと出来たらいいな」とか「こんなモノあったらいいな」と思ったりする夢が実現するのが、特許だったりするんですね。

身近な物事の発想で、頭の片隅にしまいこんでいること、ありませんか?!

今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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