2017年05月22日

『外国人( 特に中国) の弁護活動』


今日は、弁護士費用保険のプリベント少額短期保険が配信しているメルマガから、弁護士インタビューとして【『外国人(特に中国)の弁護活動』】を紹介致します。





【『外国人(特に中国)の弁護活動』】



◇ 普段は、どのような仕事を多く手掛けておられるのでしょうか?

一言でいうと、普通の弁護士事務所が扱わないような特殊な案件を柱にしています。
学生時代に北京で留学等をしていたので、中国語を使った外国案件、太陽光自然エネルギー、お寺や農地、ペットといった、少し変わった案件に注力しています。

中国案件でいえば、依頼者が中国語だったり、相手方が中国語だったり、あるいは当事者が国外にいて、それも行方不明となっているような案件でも扱います。
国内の外国人の刑事事件も扱います。

大きな特徴として、当事務所では、秘書スタッフによる通訳を介して中国語でコミュニケ―ションをとるのではなく、担当弁護士が直接、中国語でコミュニケーションがとれます。

中国案件を扱うことを唄っている事務所も増えていますが、当事務所では、日本資格の弁護士が通訳を介さずに直接中国案件を扱うところに力を入れています。
通訳があるとなしとでは、意思疎通の正確さが大きく異なります。

中国以外の東南アジアにいる依頼者が、日本の相手方に対して、日本の裁判所で訴訟提起する場合も引き受けます。
他事務所を回って一度断られてから当事務所に相談にきた方も多いです。
同じように、お寺や農地、ペットといったニッチな特殊な分野の法律相談も、比率は多いです。

離婚や交通事故でも、依頼者が外国語しか話せないとか、当事者が国外に居住しているなど、特殊なケースでは、当事務所の得意とするところですので、積極的にお引き受けします。




◇ ぜひ、代理人として珍しい例があれば教えてください。

東南アジア在住の外国人の方の依頼で日本で裁判したり、当事者が国外にいて行方不明だったり、依頼者が全く日本語ができない事案などでしょうか。




◇ 弁護士の仕事で大切にしていることはありますか?

弁護士の仕事上は、依頼者の迅速な報告と方針伝達、訴訟進行に応じてフォローです。
事務所運営上は、特殊な分野を開拓して強みにしようと心がけています。




◇ 今後、どのような弁護士でありたいとお考えですか?

事案の内容自体は悪くないのに、特殊な分野だからという理由で他の事務所で断られた方など、他の事務所があまりやらないような強みをもった弁護士を目指しています。





※中国語のみを得意とする弁護士は、珍しいと思いました。

今回の弁護士のお話から、“中国語の会話に通訳を介さないと、どう良いことがあるか”という面で、独自性を追求しておられます。

多岐にわたる法的トラブルは、社会が複雑化していく中、より専門性が求められてくるのかもしれません。

これからも、多くの外国人が訪日するはずですが、文化の違いから起こるトラブルが増えることも考えられます。

訪日外国人の増加に伴い、様々な業界が、外国語問題等の対応など、受入の環境整備に力をいれていますが、弁護士業界にも同じく求められているのですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

(書かれていた所感にも共感したので、所感の文章もいくつかそのまま引用させて頂いております)



Posted by makishing at 08:15│Comments(0)
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