2017年06月04日
24時間営業の駐車場
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【24時間営業の駐車場】を紹介致します。
【24時間営業の駐車場】
時間貸しの駐車場と言えば…
「タイムズ」
と答える方も多いのではないでしょうか。
タイムズについてドライバーの認知度は90%を超えていると言われています。
タイムズは、パーク24株式会社が運用する駐車場のシステムですが、運用開始は今から25年前になります。
当時、駐車場と言えば、月極駐車場か有人の時間貸し駐車場しかありませんでした。
そこで、パーク24(株)は「24時間営業の駐車場」という画期的なシステムを導入。
このシステムは、土地のオーナーに一定額の賃貸料を支払し、設備の設置、管理・運営はパーク24(株)が一切引き受けるビジネスモデルです。
つまり、土地のオーナー側に経済的な負担がないので、爆発的に広がることが期待されていました。
しかし、運用開始当初は、うまく広がりませんでした。
経済的なリスクがない事が逆に「そんな上手い話しがあるはずがない」と信用されなかったというのが
大きな要因です。
そこで、認知度を上げて信用力を高めるために、ロゴ(商標)を作ったのです。
24時間、時間貸しというサービスが一目で分かるようにするために「Times」「24h」という文字を装飾したロゴマークを作成。
さらに、看板の形を個性的な平行四辺形とし色を黄色にして目立つようにしました。
この目立つ看板を設置することで、ドライバーの認知度が急上昇。
ロゴをうまく活用したことで、認知度が高まり信用に結びついて、タイムズは全国的に広がりました。
「駐車場事業は参入障壁が低いだけに、ロゴで認知していただき、信用を築いた効果は大きい」と同社の広報担当は述べられています。
特許で守ることが出来ないビジネスモデルであれば、参入障壁が低くなる可能性があります。
だからこそ、同社のように商標(ロゴ)を上手く活用して、一気に認知度を高めて確固たる地位を獲得するのも有効な戦略の1つではないでしょうか。
※今でこそ、知らない人はいない『タイムズ』ですが、最初から上手くは、いっていなかったのですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Posted by makishing at 12:00│Comments(0)