2017年11月30日

「場を共有する」というニーズから生まれた商品


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【「場を共有する」というニーズから生まれた商品】を紹介致します。





【「場を共有する」というニーズから生まれた商品】



スマホの台頭とともにカメラ市場は苦戦しています。


私もミラーレスカメラを買うまでは写真撮影はスマホで十分と思っていました。


今日は、厳しいカメラ市場で生まれたヒット商品についてお伝えしたいと思います。


そのヒット商品は、リコーから販売されているデジタルカメラの「シーター」です。


通常のデジカメならスマホで十分と感じる人が多い中、シータは、従来の概念を覆す商品です。


2010年頃からフェイスブックなどのSNSで日常の何でもないシーンを撮影して共有するという現象が世界中で流行するようになりました。


自分がいるその場の景色や空気感を友人・知人に伝えたいというニーズがあるということが分かったのです。


そこで、リコーのシーターの開発部隊は自分が今見ているものをすべて写せるカメラがいいのではと考え、全天球写真という概念が生まれました。


全天球写真とは、自分の周りを余すことなく360度パノラマ撮影を行うというものです。


全天球はレンズの数が多いほど360度をカバーしやすくなる反面、カメラ数が多くなると、コスト高とサイズ増大に影響します。


ポケットサイズにするために試行錯誤した結果、180度まで写る広角レンズを2つ内蔵して撮影を行い撮影された画像を合成処理して保存するという方式にしました。


360度をいっぺんに写す全天球写真を手軽に撮影できる「シータ」は2013年11月に発売されましたが、当時はマニア向けのカメラという印象を持たれていました。


ところが2015年〜2016年にかけて転機がやってきました。


モデルチェンジを重ねて使い勝手がよくなったのもありますが、大きく影響したのはVR(バーチャルリアリティー)です。


特に、2016年はVR元年と言われたほど、各社からVRゴーグルが開発されて販売されました。


シータで撮影した全天球写真や動画をVRゴーグルで見ると自分があたかもその場にいるような感覚が味わえます。


首を上に向ければ空や天井が見え、首をぐるりと回せば、視界もそれに応じて動きます。


圧倒的な臨場感を味わうことが出来るため、VRと相性の良いシータはヒット商品となりました。


日本メーカーでは、リコーのシータが独占ですが、これからのVR市場の伸びを考えれば、他のメーカーからも面白い商品が出てくるものと思います。





※“全天球写真”という、画期的な概念を持つ商品です。

『写真を撮る形』として自撮りの文化が出てきている今、360度全てが写るモノが出ても、不思議ではないですね。

本日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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