2017年12月25日

負けた時に訪ねてくるのが本当の友達だ


今日は、読売新聞12月10日の日曜版より【負けた時に訪ねてくるのが本当の友達だ】を、要約して紹介致します。





1964年東京オリンピック。サッカー日本代表はアルゼンチンと対戦し、3対2で歴史的逆転勝利。

ドイツ人コーチ、デットマール・クラマーは選手たちに「今日は多くの新しい友達と喜びを分かち合いたまえ。しかし今、友達が必要なのはアルゼンチンの選手だ。僕は彼らの所に行く」と伝えて、行った。

殊勲の同点ゴールを挙げた川淵三郎さん(現日本サッカー協会最高顧問)は「その時は意味がよくわからなかった」との事。

4日後、日本代表は準々決勝でチェコスロバキアに0対4で完敗。静まり返った更衣室で、うつむく選手たちにクラマーは「君たちはよく努力した。今日、訪ねてくる人は少ないかもしれないが、負けた時に訪ねてくるのが本当の友達だ」と言った。

後に、川淵さんはJリーグ初代チェアマン、日本サッカー協会会長を歴任した時「2006年のワールドカップでは1勝もできず批判にさらされた。いい時も悪い時も、クラマーさんの言葉が支えになりました」と述べている。

東京五輪の3年前、サッカージャーナリストの賀川浩さんは、ワールドカップ予選の韓国戦に敗れた日本代表の宿舎を、菓子折りを持って訪れた。クラマーはトゥルー・フレンドが来たと喜んだ。

日本は1960年ローマ五輪出場を逃し、地元大会に向けて強化すべく、西ドイツの理論・情熱を備えたクラマーが選ばれた。高熱を出しても練習を休まないクラマーは、東京五輪でベスト8、68年メキシコ五輪で銅メダルを日本に導いた。

東洋の弱小国にたった一人でやってきたクラマー自身が、日本サッカーの『本当の友達』だったのである。





※かつて‘東洋の弱小国’だった日本の前に、このような素晴らしい指導者が現れて、現在のジャパン・スピリッツを芽生えさせてくれたのですね。

素晴らしい歴史です。お読みくださり、ありがとうございました。



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