2018年12月18日

“バラマキ”でシェア拡大


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【“バラマキ"でシェア拡大】を紹介致します。





【“バラマキ"でシェア拡大】


先日のテレビ東京のワールドビジネスサテライト(WBS)からのニュース。

ソフトバンクとヤフーが展開するスマホの決済サービスのPay Pay。
支払額の2割を還元するキャンペーンを実施していましたが、13日で終了。

キャンペーン総額の100億円に到達したということですが、この効果凄まじいですね。

ソフトバンクと言えば以前ADSLを普及させるのにモデムを無料で配ったというキャンペーンを思い出しました。
あれで世の中のブロードバンド化がかなりのスピードで進んだように思いますが、今回もスマホ決済という文化が世の中に浸透していくのでしょうか。

スマホ決済サービスはラインペイ、楽天ペイなどが先行。10月からスタートしたPay Payが反転攻勢に出て、シェア拡大を目指す戦略。
このキャンペーンでアプリのダウンロードも急拡大したという。

この他0円で利用できるタクシーでシェアを拡大しようという動きも。
車体に「どん兵衛」のラッピングが一面。車体の屋根のあんどんも「どん兵衛」に特別仕様。
社内でもCMを流すなど「どん兵衛」一色に染まったPR車両。このタクシーの最大の特徴は料金が無料と言うこと。

利用方法は「MOV」と言う配車アプリで予約をするだけ。
起動すると予約可能なタクシーが表示されるという。
都内で50台が走っているが人気があり、なかなかつかまらないとのこと・・。
「MOV」はディーエヌエーがはじめた配車サービス。こちらも後発組ということで、0円で関心を高め利用者アップを狙うというもの。

ダウンロード数はキャンペーン前に比べて10倍以上。今後も0円タクシーを提供していくとのこと。

このキャンペーンの狙いをコメンテータの大阪大学・安田准教授がTTM戦略と解説。

これは「とりあえず、使って、みる」の頭文字。
新しい技術、サービスに対しての心理的なバイアスを取り除くためにもインパクトのあるもの、今回で言えばお金のインセンティブをつけて取り敢えず使ってもらう。
使ってもらって当たり前になれば便利さに気付いて長く使ってもらえるという話でした。

0円タクシーはスポンサーにタクシー代を負担してもらうということで意外とコストはかかっていないのかもしれません。

後発組がいかにシェアを拡大するのか。
新しいサービスをどのようにして浸透させていくのか。
如何にして効率的にビジネスを拡大していくのか。

まだまだヒントはありそうです。





※スマートフォンで支払いをする〔決済サービス合戦〕が、急に激化してきました。

『何とかペイ』みたいなのは、いくつかは聞いていましたが、私からすると『ペイペイ』は、経験年数や勤続年数の少ない人が、謙遜して使う言葉だと思っていました。

他の物事でも、後発組が先発を観て、どう戦うかで、面白い勝負が展開されると思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



Posted by makishing at 07:37│Comments(2)
この記事へのコメント
発音を変えるだけで印象が変わって面白い。マキシングさんに座布団一枚。
Posted by クラケント at 2018年12月18日 09:27
クラケント様

訪問、ありがとうございます。

確かに、発音を変えるだけで、意味自体が変わってしまいます。

日本語って、面白いです。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞ー at 2018年12月19日 07:46
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