2019年06月01日

ブラシ掃除が3ヶ月不要のトイレ


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【ブラシ掃除が3ヶ月不要のトイレ】を紹介致します。





【ブラシ掃除が3ヶ月不要のトイレ】



トイレの便器を製造販売するメーカーと言えば、TOTOとINAXの2社が著名です。


便器の素材の代表例は、「陶器」と答える人が多いのではないでしょうか。


人間が座った時の体重を支えるための強度と耐水性を考慮すると長年の間「陶器」が最適と考えられていました。


上記2社以外にも便器を作っているメーカーがあり、その中の1つにパナソニックがあります。


今日は、パナソニックが陶器とは異なる新素材でトイレを作ってヒットさせた商品についてお伝えしたいと思います。


パナソニックは、旧松下電工がパナホーム事業を始めた1963年からトイレを作っていますが、衛生陶器はINAXとTOTOが市場を占有しているため、なかなか市場を開拓できませんでした。


そのような状況が長年続く中、「戦う武器を変えなければ未来はない」と考えた開発陣は、便器=陶器というイメージを覆すような材質で勝負することにしました。


陶器は、トイレ汚れの最大の原因である水アカが付着しやすいという欠点があります。


陶器は水アカがつきやすく、ホコリが珪素と結びつくことで表面に凸凹が形成されてしまいます。


凸凹部分にさらにホコリや汚れが固着してしまうので、それを防ぐためにブラシで掃除する必要があります。


従来の陶器では一週間程度でも汚れが目立つため、ブラシでこすって汚れを落とす必要があり、この作業が面倒というユーザーの声が多いことが分かりました。


そこで、同社では、従来のトイレのイメージを覆すような商品とするため、新素材の便器を作ることにしました。


新素材のベースは、アクリル樹脂です。40種類以上の素材から選び、最終的には有機ガラスを用いることにしました。


樹脂は、陶器に比べてブラシでこすると傷つきやすいという欠点はあります。


しかしながら、「ブラシでこすれないなら、こすらずに済むようにすればいいのでは?」と発想を切り替えました。


樹脂が汚れにくい特徴を生かして、「掃除しなくてよいトイレを作ろう」と発想を転換したのです。


有機ガラスの防汚性の高さに加え、水を流す際に大きな泡と小さな泡の2種類を形成し、この泡を利用することにしました。


基本的な汚れは大きな泡で流し、細かい汚れは小さな泡で流すことでトイレを清潔に保つことにも成功しました。


このように水を流す度に便器が掃除されるため、約2〜3カ月間、ブラシを使った掃除が不要になりました。


同社は、この商品を「アラウーノ」と名付けて販売しました。


便器=陶器というイメージを覆す画期的な商品が受け入れられ、同商品はトイレの市場で急成長を遂げました。


デザインはスタイリッシュである一方で親父のダジャレっぽさも感じる商品名の「アラウーノ」は、大阪の会社ならではのセンスのような気がします。


一度聞くと、忘れられない商品名ではないでしょうか(笑)





※パナソニックは、この商品が出て、便器について、TOTOとINAXの二大勢力に、割って入れました。

常識を覆す思考を、育てていきたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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