2019年06月07日
アウトをセーフにする男
今日は、読売新聞6月6日(木)スポーツ面より【アウトをセーフにする男】を、一部を割愛して紹介致します。
丸山和郁(外野手)明大2年
全国の強豪が集まる全日本大学野球選手権。令和初の大会で、ひときわ輝きそうな新星を紹介する。
アウトをセーフにする男だ。法大1回戦。3回、先頭打者として初球を転がした。「まだ精度が低い」セーフティーバントは、投手の正面。それでも足が一瞬早く、セーフとなった。
次打者の送りバントは強めのゴロとなり、投手が二塁へ。またもセーフ。さらに次打者のバントを捕手が拾って三塁へ投げるが、これもセーフ。連続野選で無死満塁となった。
守る側からすれば、いずれもアウトにできたはずのバント。だが、走者のスピードが想定外だった。「足が生かせて、うれしかった」と丸山。二・三塁の塁上でガッツポーズを繰り返した。
守りに就くと、セーフをアウトに変える。善波監督は「中堅に丸山が入ったのが大きい。ヒット性の当たりを何度も捕ってくれた」と5季ぶり優勝の守備の立役者に挙げる。1歩目が速く、中前の当たりには猛然と走り込み、スライディングキャッチする。
50メートル走は5秒8。「小学1年から徒競走で負けたことがない」と自信を持つ。群馬・前橋育英高の投手兼外野手として出場した2017年の夏の甲子園では3回戦までの3試合で8盗塁をマークして個人の大会最多記録に並んだ。
「足を使って、自分に与えられた役割を果たしたい」という初の選手権。持ち前のスピードで、新風を吹き込む。
※普通にアウトになる凡打でも、内野安打に出来る足の速さって、すごいと思います。
丸山和郁選手に、今後、注目していきたいと思います。
Posted by makishing at 07:53│Comments(0)