2019年08月29日

日本に逆上陸したヒット商品


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【日本に逆上陸したヒット商品】を紹介致します。





【日本に逆上陸したヒット商品】


日本製の製品が先に外国でヒットして、その後、日本に逆上陸したものがいくつか存在しますが、今日は、その1つを紹介したいと思います。

その商品とは、シャープから発売されている「蚊取空清」という商品です。

亜熱帯の地域の国では蚊の対策が大変な問題になっています。

特に、蚊による被害(デング熱)が大きいマレーシアでは、蚊の駆除対策が非常に大きな課題になっています。

シャープの有名な商品の中の1つに空気清浄機があります。

プラズマクラスターはウィルス撃退にも効果があり、家庭や医療機関でも導入されているところも多いです。

ところが、マレーシアなどの東南アジアではウィルスよりも、蚊をなんとかしたいという要望が圧倒的に強い。

そこで、同社では蚊の殺虫効果を有する空気清浄機を開発することにしました。

マレーシアなどでは、蚊を駆除するスプレーが、日本の2倍ぐらいのサイズで数十種類もスーパーの棚にならんでいます。

値段は200〜300円しますが、これを2、3日で1本使い切る家庭も少なくありません。

このように殺虫剤が多用されていますが、殺虫剤の使用で健康を害することを不安に思っている人が約8割もいることが、事前の調査で分かりました。

開発当初は、日本製の安全な殺虫剤と空気清浄機を組み合わせた商品で進めましたが、殺虫剤を清浄機のファンが拡散して殺虫効果を弱めるという課題がありました。

さらに、上記のように殺虫剤の使用を不安に思っている人が多いため、殺虫剤を使わない方針に変更。

「黒いものや光に集まり、狭いところを好む」という蚊の習性に着目し、6畳ほどの広さの部屋に蚊を放ち、実験を繰り返しました。

空気清浄機を作る上で「本体の色、UV光の強さ、吸い込み窓口」の3つがポイントとなることが分かりました。

そこで、上記蚊の習性を利用して、蚊をおびき寄せ、空気清浄の気流で蚊を吸い込み、粘着シートで捕獲するという仕組みを取り入れました。

殺虫剤を使わない点が安心と評価され、富裕層を中心に売れ行きが伸びていきました。

その後、インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンでも発売され、続いて、日本に逆上陸して販売されました。

「空気清浄機で蚊を捕獲する」という発想は、日本で考えるだけではなかなか思いつかなかったアイデアかもしれませんね。





※素晴らしい逆上陸の実話です。

アイデアは、海外の習慣から学んでいますが、それに伴う技術力が、日本ならではです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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