2020年03月12日

生しょうゆを広めたヒット商品 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【生しょうゆを広めたヒット商品】を紹介致します。





【生しょうゆを広めたヒット商品】


日本で醤油を作っている会社は1300社以上あると言われています。

醤油は一回使い始めて慣れると頻繁に別のブランドに変えることも少ないため、ヒットが生まれにくいという声もあります。

そんな中、2010年の発売以降順調に売上を伸ばしているヒット商品がありますので、今日はその商品について紹介したいと思います。

その商品とは、キッコーマン食品の「いつでも新鮮」というシリーズの商品です。

「いつでも新鮮」は、新構造の容器で風味の劣化を防ぎ、それまで大規模に出回っていなかった「生しょうゆ」を広めました。

生しょうゆとは搾りたての醤油で、一般的な醤油との違いは、加熱殺菌を行っていないこと。

このため、常温では微生物が発酵して品質が変化してしまう可能性があり、また空気に触れて酸化を抑える必要がありました。

これらの課題を解決するために同社では新構造の容器を開発。

その容器は、本体ボトルの内部に、醤油を詰めた内袋が納まっている二重構造を採用しています。

逆止弁と呼ばれるパーツを2つ搭載し、しょうゆが詰められている内袋に空気を通さないような構造にしています。

注いだしょうゆと同じだけの空気がもう一つの逆止弁を通して内袋と本体との間に入ってくる構造にしました。

これにより、使い勝手が最後まで変わることなく、しょうゆを使い切ることができるようなりました。

また、醤油が容器内で空気に触れて酸化し、風味が落ちるのを防ぐという効果もあります。

そして、火入れをせずに生しょうゆを作る新たな製造法としては、特殊な膜で微生物を取り除く方法も開発しました。

これらの工夫により、同商品は生しょうゆを常温で流通して保管させることに成功しました。

二重構造については、同社の商品サイトの「やわらか密封ボトル」の説明図を見て頂くとイメージして頂きやすいと思います。

https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/shinsen/index.html

このように開発された商品は、「いつでも新鮮」というシリーズで色んな生しょうゆをラインナップに揃えています。

従来、冷蔵でないと品質が維持できない
とされてきた生しょうゆを流通・保管させることに成功した「いつでも新鮮」は、生しょうゆの市場拡大とともにヒット商品となりました。

この商品の特徴である二重構造は商品のラベルを剥がせば一目で分かるような構造になっていますので、もし、商品を買われた際には、ラベルを剥がすと面白い発見があるかもしれません。





※醤油業界で働いている同級生が居て、数年前に〔減塩ブーム〕が起こり、そこからなかなか業績が厳しいと聞いていました。

そんな中、生醤油は画期的な開発で、減塩ブームによる売上ダウンを吹き飛ばしてくれる要素になれば、嬉しいです。

ムダな外食を控えるこの時期、家族で食卓を囲む時の必須アイテムとして、生醤油が活躍してほしいですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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