2020年04月14日
ビニール傘を、ため込まない
今日は、菅原圭氏著の書籍『お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣』(河出書房新社)から【ビニール傘を、ため込まない】を紹介致します。
最近の日本は明らかに気候が変わってきた。熱帯地方のスコールのように、突然、すごい勢いで雨が降ってきたかと思うと、30分~1時間ほどで晴れ上がる。
でも、約束の時間までに行かなければ大事な商談に遅刻してしまう。そこで、駅前のコンビニなどで400~500円のビニール傘を買ってその場をしのぐ。
こういう状況では多くの人がそうするだろう。問題は、このビニール傘のその後の行方だ。ほとんどは、雨がやんでも捨てるわけにもいかないと、なんとなく家に持ち帰る。
そして、また出先で雨に打たれればビニール傘を買う。持ち帰る・・。この繰り返しで、気がつくと、傘立てにビニール傘が何本も突っ立っている、なんてことになる。
折りたたみ傘を持って出るようにすれば、こんなムダは防げるのだ。
ある著者と、カフェで打ち合わせをする予定があった日のことだ。突然、スコールのような雨が降ってきた。
約束の時間が近づいたころ、激しい雨の中を、著者は、時間どおりにきちんとやってきた。手にはビニール傘を持っている。突然降りだしたので、タクシーが拾えなかったのだそうだ。
打ち合わせは1時間ちょっとで終わったが、そのころには、雨はすっかり上がっていた。
彼は傘を手に立ち上がると、カフェの主に向かって「これ、お客さんが雨に遭ったときに使えないかな」と話しかけた。「あ、ありがたいです。お客さまにも喜ばれますから・・・」。店主も明るく彼の申し出に応じてくれた。
前から行きつけのカフェというわけではなく、互いにとって便利な場所、というので選んだ初めてのカフェだった。
「お金持ちって、こんなことがさらりとできる人なんだ」
私は、大事なことを、一つ教えられたような気がした。
※昨日、ビニール傘を買った方は、少なくないと思います。
文章は、締めくくりとして『いらないものは手元に置かない。でも、手放すなら、できるだけそれが最後まで“生きる”形で、と心がける』と、ありました。
この気持ちが豊かな人間性を育み、結果、お金持ちに近づいていくことになると、ありました。
〔手放す時は、生きる形で〕は、勉強になりました。
本日も、ありがとうございました。
Posted by makishing at 07:25│Comments(0)