2009年05月10日

“あの”スナック菓子メーカー

皆様、『カルビー』と言う会社は、ご存知ですか?スナック菓子メーカーとしてのシェアは、31%です。

現在代表は、中田康雄CEOです。創業家4代続いた松尾ファミリー以外初の就任を、2005年に果たしました。中田氏は、CIOとして馬鈴薯の域を超えて食品業界においても有名で、コーポレートメッセージを「掘り出そう、自然の力」と定めました。
会社の誕生は、創業昭和24年、広島市宇品に松尾糧食工業(株)として設立、昭和30年に社名をカルビー製菓(株)に改めました。売上高は、1319億円(2007年3月期)、カルシウムの『カル』、ビタミンB1の『ビー』で、カルビーと名付けたそうです。
代表的なロングセラー商品の「かっぱえびせん」は、筋がえびせんの中に10本あり、塩が馴染んでいます。小海老は、瀬戸内海のものを使っています。長さ5センチが、長すぎず短かすぎずの、ちょうど良い長さだそうです。
最初、アメリカに進出したが、海老の風味が馴染まなかったそうです。
ポテチは生物で、早く鮮度が落ちる商品です。
そこで日付を刻印して鮮度管理しています(120日)。
一番売れる場所が陽当たりが良い場所だったら、替えてもらう事をしています。
今は、アメリカの寿司ブームに乗り、売れています。
現在のヒット商品「じゃがりこ」は、平成7年に誕生し、バリバリ感が脳を刺激する感触です。
「仮面ライダーチップス」は、教育委員会で問題になり、カルビー側から販売を打ち切ったそうです。
じゃがいもは、保管は土の中の温度と同じにしている おいも前線で、5〜8月九州から北海道まで順番に新じゃがを使う事にしています。
工場は年間5億個生産しております。
お菓子自体は、主婦の方々が売るそうです。セールスは、全て契約社員の主婦(ゾーンセールス)が担っています。
主婦目線で色々提案している所が、食のメーカーです。
今、ギャバ(ストレス解消)に着目しています。例えばギャバ入りポテチ等です。


※カルビーさんにも、ロングセラー商品にする為の、原料から製法に至るまでのこだわりや、販売方法に創意工夫の跡がよく見えますね。



Posted by makishing at 06:36│Comments(12)
この記事へのコメント
カルビーの広島・宇品工場を見学したことがあります。
とにかく主婦が活躍している印象を強く感じました。

ロングセラー商品を維持するためには消費者目線が大切ですね・・・
ヒット商品もいつかは衰退するものですが、社員と企業努力の結果だと思います。
Posted by 進藤 幸男 at 2009年05月10日 07:33
 私の知っている会社(京都)も、工場で働いて居るのは全て女性、それも既婚女性です。商品は家庭用品なので、まさに女性の視点・目線での発想と、工場行程での効率も考えておられます。以前の会社で、初めて営業部隊を創るときに、採用一番に女性を起用しました。売っている商品がこれまた女性の視点で判断される物(台所・浴室・トイレなど)でしたから・・・・。この起用は的中で、営業担当者(女性)を名指してこられるお客様が増えましたね。
 これから伸びる企業の視点は「女性」の能力・やる気をいかに活かせるか・・・ですよ!
Posted by 杉山 久美子 at 2009年05月10日 08:17
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。カルビーの広島・宇品工場を見学したことがあるのですね。

やはり、キーワードは【消費者目線】が大切なんですね。

消費者=市場(マーケット)なので、そこ迄目線を落とし込めるか、ですね。

皆様がそれぞれ、仕事を持っていますので、自分の商品を売る(買ってもらう)視点から少し外してみたら、ヒントは隠れていると、思っています。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年05月10日 08:55
杉山久美子様

訪問、ありがとうございます。

これからは、女性の台頭をいかに出来る企業かが、成功を掴むコツなんですね。私達の中でも、杉山様の活躍が、連盟内を盛り上げ、大きく成長させておられますね。
そして、ブランディングが出来たら、その裏側の人柄構築(自然に形づくられるもの)ですね。

男女に関わらず、人柄は大切ですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年05月10日 09:10
まいどおわになります。一ノ坪英二です。
「製造できる」このような強みもっております。
販売だけの会社の方にとても羨ましがれます。
活かせるものをすべて使ってさらに、頑張ってます。
製造と販売…。「作ること(ところ)」「商品」「お客さま」この3つがそろって
「儲からんわけが無い」と若いころ、言われた事がございます。
「商品」の売り方の工夫も何百通りもあるはずです。
もっともっと「活かせるもの」について、気がつきました。
ありがとうございます。
Posted by 一ノ坪英二 at 2009年05月10日 09:31
一ノ坪英二様

訪問、ありがとうございます。

‘製造出来る強み’は、何ものにも代えがたいと思います。販売だけの会社が、沢山ある中で、製造出来る会社は、重宝される事間違い無しです。

私が最初に就職した会社は、コピー機の販売子会社でした。かつての上司が製造と販売を“魚釣り”に例えて教えて下さいました。

“釣る人”は“売る人”の気持ちを考えて、やみくもに何でも釣らず、厳選・吟味して“魚釣りする”・・これが、商品開発の原理原則、だそうです。

“釣る人”の身になったら、いかに小さいエサで大きい魚を短時間で釣るか、みたいな所になる訳ですね。お互い様ですね。

偉そうな事書きました。御了承下さいませ。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年05月10日 11:19
幼い頃からカルビーのスナック菓子を食べていたので、大ファンです。

また、社会人になって最初に入社したコンサルタント会社のお客様だったの

で、よいイメージを持っています。

最近は女性が元気ですし、女性を上手に戦力化し、活躍の場を提供できてい

る会社は業績を伸ばしているような気がします。

我々の業界でも女性の営業が活躍しているとよく聞きます。

きめ細かい配慮ができる営業が大切ですね。営業の基礎・基本の実践が重

要ですね。

有難うございます。
Posted by 北島 俊彦 at 2009年05月11日 00:48
北島俊彦様

訪問、ありがとうございます。

カルビーが、社会人になってからの最初のお客様だったのでしたら、思いのある会社さんですね。


皆様がおっしゃるように、女性を上手に戦力化し、活躍の場を提供できている会社は業績を伸ばしていますね。

コンサルティング業界でも女性の営業が活躍しているのですね。

きめ細かい配慮ができるからなのかもしれませんね。

改めて、女性の営業の方が行う手法を勉強し、取り入れてみようと思います。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年05月11日 06:56
ロングセラーを生み出しているところは、

やはり製造から店頭、営業までこだわって作られているんですね。

こういうお話を聞かないと、なかなかどういったこだわりをされているか

わからなかったので、教えていただいてありがとうございました。
Posted by 晴山 力 at 2009年05月11日 15:59
晴山力様

訪問、ありがとうございます。ロングセラーを生み出している会社の方々の共通点に、《こだわって、継続する所》があるようです。

あとは、こだわった事に対して、考えられない早さや量(勿論、質も)をこなす所ですよね。

晴山様や私の周りにも、そこに究極の力を込めて、進んでいる方々ばかりです。

たまたま、営業的な事を中心に、明日【相談室】を夜、開催します。もし、お悩み事があれば、御聴きしますので、御都合がよろしければ御運び下さい。

宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年05月11日 17:31
お世話になります。

スナック菓子=身体に良くない、というイメージがあるなかで、カルビーさんは例外という印象があります。

なるほど主婦目線の徹底が要因だったのですね。

子供にお菓子を与えるのは主婦だから当然ですが、男性社会のなかで最初は抵抗もあったのではないでしょうか。

真のお客様目線を貫くには既成概念に縛られていてはいけませんね。

有難うございました。
Posted by 徳永 光之 at 2009年05月12日 16:34
徳永光之様

訪問、ありがとうございます。

カルビーさんは、確かに企業イメージは良いですね。

“既成概念に縛られていてはいけない”良いお言葉を頂きました。

世の中、どれだけ既成概念の囚われに縛られているか・・・考えただけでも沢山あります。

懲り固まった枠を外して、少し遠巻きから眺めて観る事は、これからを生き抜く一つの命題のような気がします。

いつも、御多忙の所、感謝です。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年05月12日 17:22
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