2009年03月03日
“餃子の王将”より学ぶ
カンブリア宮殿と言う、テレビ番組の再放送より
王将フードサービス社長の大東隆行さんがゲスト
全店黒字で、成長している
激戦区、東京渋谷の街では、いつも行列を作っている
餃子231円(一人前)が、毎日20万食
コーテル(餃子)、エンザーチ(唐揚げ)等の掛け声も、王将ならではの特徴
4年連続で売上、利益確保
朝早くから社長が本社駐車場の掃除をする事が、一日のスタートで、本社が汚かったら、店舗に対して何も言えないので、毎日実践している
ずっと赤字は一軒もない
創業は、1967年に京都からスタート
1990年代には90店舗を越える一代チェーン店になった
倒産の危機の2000年に大東隆行社長が就任
社長就任当初、厨房が客席から見えず、出来合いのサラダで、掛け声もない状態だった
これを、一からやり直した
2005年からプラスに転じた
新鮮な食材にこだわり、原点に帰った
国産材料を一括購入し、こだわった
餃子の餡と皮は、全国統一で工場で作られ、夜中のうちに生で出荷
肉が多く、ジューシーさがあるのが、餃子の特徴
冷凍の肉は一切使ってない
王将を建て直すテーマの問題は、他人の土俵ではなく、自分の土俵で勝負しようと、全員で誓った
いろんな経験や悪い例を直した
社長は、各店に行った時、一分位で店舗の家賃などが直ぐ頭に出た
王将名物のクーポン券を毎日700枚創業から社員が配っている
看板メニューをサービスする為、クーポンは人気
チラシや新聞にもクーポンを付けて、1億3千万円分
『儲けよう』でなく、『先に満足してもらう』、お客さんをペースに乗せていくスタイル
又来ようかな、とお客様に思わせる
王将名物‘チャレンジメニュー’、決まった時間に餃子を早食いして食べきったらタダ
記念撮影したのを、店内に貼り、新たな客層の呼び水にする
学生向けに皿洗いをすると、タダにするサービスもある
2008年一番売れている店舗は、店長が良いとの評判だったが、敢えて言った事は、“腰から下の見えない部分の徹底した掃除”と、“鉄板の徹底掃除”だった
社長は、店長の裁量で、《料理か掃除か何か》、任せてみる
先ず、相手を信頼する、すると相手からの信用に繋がる
お客さんを、いかに大事にしているかが、店の売上を一番にする
細かい事の‘当たり前を丁寧に行う事、このレベルを上げる事’が大切
全国で18人、エリアマネージャー(一人20店以上担当)が居て、不振店を建て直している
不振店建て直しの一番最初は、“お客様目線”
不振店は、店員が顔を向けない、名札もない、勿論「いらっしゃいませ」の声も小さい
不振店従業員に人参を切らせてみると、厚さもサイズもバラバラ、同じ形で切る基本の大切さを教える
セットメニューが多すぎた為、減らした
『現場に出て、心で伝える』これが王将ならでは強さ
社長曰く、『やんちゃな者ほど、人の心がわかる』『お客様と同等に従業員に想いを馳る』
相手の信用を築く事が大切
※この大恐慌の真っ只中の時代に、業績上向きの企業から学べる所は、多々あります。王将フードサービスさんの、日々の仕事の仕方から、経営思想に至る迄、我々が大いに参考に出来る所がありますね。
Posted by makishing at
05:32
│Comments(8)