2009年03月10日

“ヨーロッパの格安航空会社”



数日前に、京都のFM放送で、DJの方が話していた内容です。


ヨーロッパ最大の格安航空会社があります。『ライアンエアー』と言う、アイルランドの航空会社です。この会社について、書かせて頂きます。




設立は1985年。格安運賃を武器に規模を拡大し、ヨーロッパでは最大の航路ネットワークを展開。

格安と言う面では人気があり、日本でもロンドン・パリ間が0.99ユーロ(160円)からと、非常に安く話題を呼ぶ。

アメリカのサウスウエスト航空が確立した、格安ビジネスモデルを忠実に真似た。大都市の第一国際空港を使用せず、郊外の第二第三の空港を使ったり、代理店を置かず、インターネットによる航空券の予約中心にして、低コストを実現。

コスト削減は、サービスを最小限に抑える事で実現もした(ノーフリル)。これが「世界一サービスが悪い、苦情の対象エアライン」と、言う事でもよく知られる。これに対し、サウスウエスト航空は、格安でありながら、苦情がアメリカで一番少ない。



○機内外サービス簡略の一例
・座席をエコノミーに統一
・マイレージポイント提供、座席指定の廃止
・機内紙や新聞雑誌、毛布等の無償サービスの廃止
・個人用ビデオや機内音楽放送等の機内エンターテインメントの廃止
・機内食や飲料の無償提供の廃止と有料販売化
・機内シートのリクライニング機能、シートテーブル、シートポケット廃止
・機内シートには掃除しやすい本革張りを使用



○その他、主な弊害
・座席指定を行わないので、搭乗時に乗客同士の席の取り合いになる
・座席間のスペースを、法的に許容範囲ギリギリに詰めた為、肥満・長身・身体に障害がある乗客は苦痛を与え、緊急時の避難に支障が出る可能性あり
・機内トイレを法的限度ギリギリ迄少なくしており、離陸後、着陸前等の混雑時に混む
・3時間以上の中長距離飛行でも、茶菓子はおろか水一杯でさえ、無償サービスが無い
・預かり手荷物の無償枠が少なく、機内持ち込み荷物が多くなり、機内の収納スペースが混み、緊急時の避難に支障が出る可能性あり



もっとも、これらの多くは、格安航空会社に共通するもので、ライアンエアーだけに限った事では無いとの事を、付け加えておきます。こういった航空会社が存在していたのは、ラジオを聞くまで知りませんでした。


値段を取るか、サービスを取るか・・・皆様は、どう御考えですか?
  


Posted by makishing at 06:57Comments(6)