2009年03月24日
‘価値観’について
価値観を変えて、『ものの見方を違う角度から観てみると良い話』を、一つ御紹介致します。
もしも、店頭に片方の耳が欠けた招き猫が置いてあったら、あなたは買おうと思いますか?
普通は買いたいと思いませんよね。
でも、実際に販売したお店があるのです。しかも、値引き無しで。
この話は、店員が商品の招き猫を床に落としてしまった事から始まります。
その店員は、それが原因で、耳が欠けた招き猫を持って、正直に社長に謝りました。
すると、社長はこう言いました。「この招き猫、売れないかな?」
店員は、すぐさま「落としたのは、私で申し訳ないですが、これは不良品です。買う人は、いませんよ。」その言葉に社長は燃えたとの事です。
さて、社長は、どうやってこの耳が欠けた招き猫を売ったと思いますか?
社長は、一晩考え、一枚のポップを作りました。
そのポップには『私は淋しがりやの子猫です。私は○月×日に事故に遭い、片方の耳が欠けてしまいました。私には家族がなく、独りぼっちで、毎日淋しい日々を過ごしています。でも、本当は明るい性格なんです。こんな私で良ければ、誰か貰ってくれませんか?』と言った内容が書かれていました。
そして、そのポップを耳が欠けた招き猫の近くに貼りました。
暫くすると、ある年配の女性がその招き猫をじっと観て、手に取りレジに持って来ました。
店員は「すみません、お客様。これは耳が欠けていますので、新しいものと、お取り換え致します。」と、言いました。
すると、その女性は「事故に遭った淋しがりやの子猫ちゃんは、この子でしょ?」と言って買って行ったそうです。
その日のうちに、招き猫は、売れてしまいました。
人それぞれの価値観は違います。
それに気がつけば、いろんなチャンスが広がってくると思います。
自分の視点だけでなく、お客様目線で価値観を見つける目を、養いましょう。
※ものの考え方を、様々な方向から研究すると、思いもかけない答えが、出てくるかもしれませんね。
Posted by makishing at
06:14
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