2009年04月01日

‘今が旬’のお笑い芸人研究



皆様、去年(2008年)M‐1グランプリで敗者復活枠から2位になったお笑いコンビ【オードリー】をご存知でしょうか?



彼等2人は、去年末から今年に入り、ブレイクしている芸人さんで、今はテレビに映らない日は無い位、引っ張りだこになっています。

オードリーは、ケイダッシュステージと言う事務所に所属し、若林正恭さん・春日俊彰さんの漫才コンビです。

コンビ名は、事務所社長から『うにいくら』『オードリー』の2択を迫られました。旧コンビ名は『ナイスミドル』で、ボケとツッコミが逆で、パッとしなかった事もあり、改名を寿司屋で迫られました。

急遽、『オードリー』とした訳ですが、“華が無い2人に、華のあるオードリー・ヘップバーンから採った”と言われています。

2人共、日大第二中学・高校の出身で、高校のアメフト部の同期です。高校時代からお笑いをやりたかった若林さんが、高校3年生の頃から春日さんを誘うようになりました。

「春日さんは、意見を持たないので、意見の衝突もなく、言う事を聞いてくれそうだった」のとは裏腹に、実際には余計なアドリブばかり入れてきて、後悔していました。しかし、現在は上手くネタに組み込まれるとして、割り切っているそうです。

ネタ原案は、若林さんが作っています。ネタ合わせは、レコーダーを置いて、若林さんが先ず喋り、春日さんがそれに入るパターンを繰り返すそうで、台本にして演技指導すると、春日さんの頭がパンクするそうです。

漫才のスタイルは“ズレ漫才”と名付けられ、これは、春日さんの意味不明なツッコミや発言を若林さんが、たしなめたり、逆に若林さんが突っ込んだりする為、話が殆んど進まない内にネタが終わるスタイルの漫才です。自分達のトークライブのビデオを見ていて、当初ツッコミ担当だった春日さんのツッコミ間違いが28個と多いのに気付き“ダメつっこみ漫才”とも言われていた事もありました。爆笑問題のような漫才を目指していたが、何度やっても無理で、現在の芸風となりました。

事務所の先輩芸人の、原口あきまささんは、彼等がボケとツッコミを入れ替えて良かったと、言っています。





※現在、押しも押されぬ大人気のオードリー。このキャラクター色の強さで、どこ迄突っ走れるか、そして、変化・変貌を視聴者から要求された時、どのような対応をして売れ続けるか、これからの彼等に期待しましょう。
  


Posted by makishing at 06:10Comments(4)