2009年09月23日
日本最初の世界文化遺産とは?!
皆様、日本で一番最初に世界文化遺産になった所、ご存知でしょうか?
それは・・・奈良県生駒郡斑鳩町に位置する【聖徳宗総本山 法隆寺】です。そう、皆様よくご存知の“法隆寺”です。
先日、私達家族は、信貴山のどか村と言う、農業体験施設に遊びに行こうとして、ナビゲーションのお姉さんの声を聞き逃し、又しても道に迷いました(GWの和歌山状態)。
気がつけば、斑鳩(奈良県)におり、近くに法隆寺や薬師寺、唐招提寺があり、お寺さん巡りをしよう、と言う事になりました。
その中の、法隆寺については、小学校時代の修学旅行以来でしたが、壮大で貫禄がありました。改めて、法隆寺について、解説を書かせて頂きます。
法隆寺は、飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築として、広く知られています。その創建の由来は「金堂」の東の間に安置されている「薬師如来像」の光背銘や『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』(747)の縁起文によって知ることができます。
それによりますと、用明天皇が自らのご病気の平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願されましたが、その実現をみないままに崩御されたといいます。そこで推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願を継いで、推古15年(607)に寺とその本尊「薬師如来」を造られたのがこの法隆寺(斑鳩寺とも呼ばれています)であると伝えています。
現在、法隆寺は塔・金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられています。広さ約18万7千平方メートルの境内には、飛鳥時代を始めとする各時代の粋を集めた建築物が軒をつらね、たくさんの宝物類が伝来しています。国宝・重要文化財に指定されたものだけでも約190件、点数にして2300余点に及んでいます。
このように法隆寺は聖徳太子が建立された寺院として、1400年に及ぶ輝かしい伝統を今に誇り、とくに1993年12月には、ユネスコの世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されるなど、世界的な仏教文化の宝庫として人々の注目を集めています。
※世界的な仏教文化の建築物の凄さ・素晴らしさを、改めて心に刻んだ一日でした。
Posted by makishing at
00:44
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