2010年01月14日

大相撲の戦友同士の“明暗”


大相撲の世界で、明暗がクッキリ出てしまったのは、ニュース報道で、皆様はよくご存知だと思います。

幕内通算最多記録を樹立した、魁皇関。808勝目を挙げた相手の力士は、同じ一時代を築いた戦友の、千代大海関でした。

あまり知られていないかもしれませんが、魁皇関は、「相撲と言えば、千代の富士」と思っていたそうで、九重部屋の稽古を見に行こうとした所、当時友綱部屋と縁がある人が居た為、その部屋に入門。4年後に千代大海関が九重部屋に入門しました。もし、同じ部屋だったら、54回の対戦も実現しなかった事になりますね。

2人は9年以上、同じ時代を大関の座に就いていました。角番回数も千代大海14回、魁皇12回で、似た境遇でした。

そんな中、千代大海関が引退を表明しましたね。あの魁皇関の記録の取組が最後になりました。同じ九州出身の力士の、同じ一時代を大関として君臨した両者の明と暗。皆様は、どう感じられましたか?

押したり、引いたり、いなしたり、透かしたり、投げたり、突き出したり、引っ掛けたり・・・相撲の決まり手は、人生そのものな感じがしますね〜。
  


Posted by makishing at 01:41Comments(4)