2010年07月06日

「社名は不思議です」その4




今日は『知らないと、笑われ、ホサレ、はじかれる!?会社伝説』(ワンツーマガジン社)からです。



「社名は不思議です」



☆国の誉れとなるためにつけた「コクヨ」の社名



コクヨの創業は1905年。黒田善太郎が大阪に開業した「黒田表紙店」がルーツである。表紙店とはその名の通り、当時使われていた和式帳簿の表紙だけを製造・販売する店のことで、細々とした商売だった。


1913年に黒田は洋式帳簿販売を開始。これが大当たりしたこともあって会社名は「黒田国光堂」に。その後、紙製品のトータルメーカーとしての形態を次第に整えていった黒田は、かつて志高く立身出世を夢見て郷里を離れるのを親族や懇意の人々が温かく見送ってくれたことを思い出し、「恩に報いるためにも、国の誉れとならなければ」という気持ちから「国誉」という商標を使い始めた。ちなみに、このことからもわかる通り、「国」とは日本のことではなく、黒田の故郷の越中富山のこと。


「国誉」はやがて「コクヨ」というカタカナ表記になり、1961年には社名もコクヨ株式会社となった。





※「国の誉れ=コクヨ」・・・社名のルーツを知る事は、素晴らしい事です。人様の迷惑にならない、お役立ちの生き方をしていこう・・・そんなふうに感じた、本日です。
  


Posted by makishing at 05:35Comments(6)