2010年08月10日

近江出身の著名企業2




以前、近江出身の著名企業という事で「ふとんの西川」を紹介しました。


本日は、その第2弾として、日本最初の百貨店である「白木屋」を紹介致します。



「白木屋」


日本の百貨店の元祖は、近江長浜の材料商であった大村彦太郎を創業者とする江戸時代からの老舗だった「白木屋」(後の東急百貨店日本橋店)である。
白木屋は、寛文2年(1662年)日本橋通2丁目に間口一間半のささやかな小間物店を開いた。
三井高利が京で創業した越後屋より10年早いことから、日本の百貨店の元祖とされている。
創業以来の店則「商いは高利をとらず、正直に良きものを売れ、末は繁栄」。明治初年(1868年)、呉服店の隣に洋服店を開き、鹿鳴館時代の社交服を一手に扱った。23年(1890年)の初会議に登院した代議士の洋服の大半は白木屋の調整だった。44年(1911年)には、業界初のエレベーターを設置し、大正12年(1923年)には土足入店を認めるなど、斬新な試みが続いた。
昭和7年(1932年)4階で発生した大火災で和服事務員が多数落下し、女性下着普及のきっかけとなった。「白木屋は白星につながる」〜大相撲の力士の化粧回しの注文を一手に引き受ける。
平成11年(1999年)1月31日、336年の歴史に幕が閉じられた。






※『商いは高利を取らず正直に良き物を売れ!』・・・これが、胸を打ちました。この一貫した精神が、336年という永い歴史を形づくる事に、繋がったのですね。
  


Posted by makishing at 05:27Comments(0)