2010年09月03日

“家”に関する諺




今日は、『ことわざハンドブック』より、“家”に関する諺です。




【家柄より芋茎(いもがら)】

意味:格式だけはあって実質的には価値のない家柄より、食べることの出来る芋茎の方がよいということ。旧家や門閥を鼻にかけるものを嘲る言葉。芋茎とは里芋の茎である。〈家がらより食いがら〉〈家の高いより床が高いがよい〉である。



【家泣きの外笑い】

意味:家の中ではいつもぼやきや泣き言を言っているのに、外に出ると一転して陽気になり、のんきな事を言う人。〈内えんまの外えびす〉または〈内べんけい〉が同意語。


【家貧しくて孝子顕る】

意味:家が貧乏なら子供も家計の助けに働かなくてはならない。この手助けは親孝行にも通じるわけ。『家貧しくして孝子顕れ、世乱れて忠臣を識る』と古書宝鑑にある。



【家貧しければ良妻を思う】

意味:苦しい時にたよりになる人を求めるとの意。家が貧しいと家族はとかく湿りがちになる。こんな時は明るい賢明な妻がいて、その建て直しをしてほしいものだ。出典は史記の『家貧しければ則ち良妻を思い』から。





※家=内側の表情・・・外との違いを表現していますね。家の中の状態は、素の姿だが、ここでは、それを良しとする場合と、そうでない場合がありますね。本来の‘住む為のモノ=建物’の意味を、うたっていないですよね!家の専門家の皆様、如何でしょうか?
  


Posted by makishing at 02:58Comments(4)