2010年10月01日

『創意工夫』と『研究創造』



今日は、会社の社内勉強用に頂いた書籍「トヨタウェイのルーツ」から、紹介致します。




☆創意と工夫を盛んにせよ。 豊田佐吉

☆研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし。 豊田綱領



常に知恵とくふうをこらす。また誰の発案であるかに拘わらず、卓越したアイデアを社内外に広く求め研究するとともに、社内外の比較を通して自らの実力を把握する。



◎解説

佐吉が、その発明生活で、初めて特許を取得したのは、明治23(1890)年の「豊田式人力織機」であった。ただ、人力織機では能率向上に限度があるため、普及しなかった。そのため佐吉は、動力織機の発明に次の目標をおいた。

明治29(1896)年には「豊田式木鉄混製動力織機」を発明。日本で初めての本格的な動力織機として広く受け入れられ、佐吉のその後の発明生活の基礎を築いた。

明治41(1908)年、開発に成功した鉄製広幅織機とその改良型は、大正時代にその性能などが評価され、外国製織機に取ってかわり、日本製の輸出にも、大きく寄与した。

佐吉の「創造と工夫」が、日本の工業化に大きく役立ったと言えよう。





※創業者が、発明に関して妥協せず、貪欲なまでのフロンティア・スピリッツが、トヨタ王国の礎になっていたのですね。
  


Posted by makishing at 06:13Comments(2)