2011年03月28日

“一日”に関する諺




今日は、『ことわざハンドブック』より、“一日(いちじつ)”に関する諺です。




【一日三秋の思い】


意味:<一日三秋>とも言う。思慕が深く一日会わないと三秋も会わずにいる気がする。待ちこがれることでもある。出典は中国最古の詩集という詩経から。『三秋』とは秋の三ヶ月である。




【一日敵を縦せば数世の患】


意味:敵への追撃を一日おこたれば、後にわざわいを生ずることあり、やることは手をゆるめず一挙に行えという教え。




【一日の長】


意味:相手より力量、経験、知恵、技能などがいくらか優れていること。また少し年長であるということの意味もある。〈亀の甲より年の劫〉であり、出典は論語。




【一日再び晨なり難し】


意味:一日に朝は二度来ない。すなわち今日は今日しかないから、時間を惜しんで勉強せよという戒め。出典は中国南宋朝の詩人陶淵明の雑詩から。






※「一日」を、時間に例えて、その大切さ・はかなさを、見事に詩っていますね!

まさに‘時は金なり’の心境です。一瞬の積み重ねを、悔いのないように、使いましょう。
  


Posted by makishing at 05:44Comments(2)