2011年12月16日

日本一短い『家族』への手紙パート3




今日は、〔日本一短い『家族』への手紙〕(角川文庫)より、特別賞を紹介致します。






☆姉へ・・・
きょうだいって何だろう・・・。
あんたの残して行った麦茶を飲んでみた。(東京都53歳)


☆娘へ・・・
三十の愚かな母は
三歳の貴女と別れて
一日も忘れはしない
柔らかなぬくもりを(神奈川県58歳)


☆二男へ・・・
親ばなれする年ごろなのに
オムツ交換
それでいい 生きていて(広島県40歳)


☆ふしぎね、おとうさんと私。
赤ちゃんをあやす時
同じしぐさをしている(宮崎県39歳)


☆母さんの コップがわりの手の水を
もう一度 もう一度だけ
飲みたかったよ(福島県30歳)


☆長女へ・・・
亜希、ありがとう
貴女が不登校になって母さんは、
たくさんの宝物をもらいました。(岡山県46歳)


☆嫁ご 寿美子様
亡妻にまさる毎日の味噌汁。
天使のようなことば。感謝。合掌。(山梨県82歳)


☆おい兄貴
親はちんけな旅行より仕送りを喜ぶもんだ。
俺?俺は次男じゃ。(大阪府25歳)


☆お義父さん、
お義母さんのこと愛してる?
言葉の刀で刺さないで。
お義父さん。(福島県30歳)


☆夫へ・・・
あの世で再び出会うことがあれば、
今度は互いに挨拶だけで行き過ぎましょう。(広島県54歳)






※ひとつずつの言葉が、心に届き、染み渡ります。

言葉をチョイスして、相手の人が和んでくれるように、したいですね。
  


Posted by makishing at 06:11Comments(4)