2012年01月20日

スティーブ・ジョブズ『名語録』より:その2





今日は、去年10月31日に引き続き、『スティーブ・ジョブズ名語録』(副題:人生に革命を起こす96の言葉、桑原晃弥著)より、【好んでやまない言葉を紹介する。「自分が行く先はパックがくるポイントであり、パックがあった場所ではない」】を紹介致します。






【好んでやまない言葉を紹介する。「自分が行く先はパックがくるポイントであり、パックがあった場所ではない」】





ジョブズの発想の一つに、消費者自身も自覚していない欲望をいち早く製品という具体的な形にしてみせ、流行を生むことがあげられる。欲望の行く手を読み、大胆なイノベーションで洗練されたスタイルを世に出すことで、アップルはIT業界の最前線に立ち続けてきた。

ジョブズはそれを、こういう言葉で語っている。

「私が好んでやまないウェイン・グレツスキーの言葉をご紹介します。『私が滑り込んでいく先はパックが向かってくるポイントであり、パックがあったところではない』。アップルも同じことをつねに試みてきました。誕生のごくごく初期のころからそうでした。そして、これからもそれに変わりはありません」

ウェイン・グレツスキーは、天才的な妙技で十代のころから多くの記録を塗り替えてきた伝説のプロアイスホッケー選手だ。引退後も「グレート・ワン」の愛称でファンから慕われ続けている。

敵味方が激しくパックを争奪するアイスホッケーは、試合展開がめまぐるしく、時に乱闘にもなる荒々しい競技だ。パックの動きを瞬速で判断して先手を取る。それは、ジョブズの経営判断と市場判断にもぴったり通じるのだろう。






※めまぐるしく駆け抜ける‘流行の波’を、どのように捉えて、整合性のある製品を世に送り出すかを、スティーブ・ジョブズ氏は“常識の枠を超えて”考えていたのだと思います。
  


Posted by makishing at 06:33Comments(6)