2012年02月10日

大統領と首相は、どう違う??




今日は、息子が学校から借りてきた本『目からうろこ 小学生の大疑問』(講談社編、梅沢庄亮企画室構成)より《大統領と首相は、どうちがう?》を紹介致します。






両方とも国の代表であることには変わりないのだが、選び方が違う。

大統領は、国民が直接選ぶ。首相は、国民がまず国会議員を選んで、国会議員のなかで互いに選挙して選ぶ。つまり、大統領は国民に直接選ばれ、首相は間接的に選ばれる。

アメリカの大統領の場合は、ちょっと複雑だが、基本的には国民が直接選ぶ。

もともと、日本はイギリスのやりかたを参考にしたので、首相を国会議員の中から選ぶ方法をとっている。首相は国内の政治のリーダーだし、外国との経済や政治の話し合いでも、日本の代表として出る。

イギリス・オランダは首相だけ。ドイツ・フランス・ロシア・韓国は首相と大統領の両方がいる。アメリカは大統領だけだ。アメリカのように、大統領しか選ばない国は、中央アメリカ・南アメリカに多い。アジアでは、フィリピンがアメリカ型で、首相はいない。

ドイツは首相も大統領も選挙で選ばれる。でも、国の大事な仕事は、主に首相がやっていて、大統領は外国とのお付き合いの仕事をする。

それに対してフランスや韓国は、大統領が首相を選ぶことができる力をもっている。細かいことは、首相にやってもらって、大きな仕事は大統領がする。

アメリカは大統領しかないから、全部の仕事を大統領がすることになっているけれど、それでは忙しすぎるので、副大統領と仕事を分担している。

つまり、国のそれぞれの歴史によって、大統領だったり首相だったり、あるいは両方いたりするわけだ。







※恥ずかしながら、今まで40数年間を知らずに過ごしてきた、内容の1つです。とってもスッキリしました。
  


Posted by makishing at 02:54Comments(2)