2012年08月31日
中川翔子さんから『いじめられている君へ』
今日は、8月14日の朝日新聞に掲載された内容《いじめられている君へ》が、ネットにも出ていましたので、紹介致します。
■逃げて まず自分が大事
無理して学校に行く必要なんかない。いじめなんてくだらなくて、立ち向かう意味すらないから。
いじめから逃げることは、本当の「逃げ」とは違う。まず、自分のことを大事に考えてほしい。
中学のころ、私はずっと「死にたい」と思っていた。無視されたり、陰口を言われたりするのがつらくて、結局、卒業式も欠席した。1人で絵を描いていて「キモい」って笑われた。「お前に言われる筋合いはない!」って、言い返したかったけど、言葉が出なかった。今でも悔しいんだよ。
「学校だけが世界の全てじゃないよ」って励まされたことがあった。「あなたに何が分かる!?」って、その時は思ったけど、いつしかそう考えられるようになった。だって、学校なんて周りに数十人しかいない小さな世界だから。無理に合わせても苦しいだけだよ。
いじめる子たちをよく見てみると、仲間の中から順番に1人選び、その子を無視して喜んでた。心底くだらないと思った。人の痛みが分からない人間だ。もし自分が死んでも、ダメージを受けるのはいじめてきた子たちじゃなくて、自分の家族だけなんだ。意味のないことはやめようと思った。
私は趣味の世界に救われた。いくら「オタク」って言われても、絵を描いたり、漫画を読んだり、ゲームをしたりするのが好き。今はインターネットで仲間を作ることができる。学校の外にすてきな出会いがたくさん待ってるんだから、何か一つでも、楽しいことを見つけてほしい。
人は、両親や祖父母、その先祖らが出会って生まれた、いわば奇跡のような存在。人生を邪魔する資格は、誰にもない。
(なかがわ・しょうこ=タレント)
※朝日新聞で、このシリーズは度々紹介されていますが、私はこの、中川翔子さんの文章が、一番素晴らしいと思い、採り上げました。
とってもストレートで、いじめられている子を救う文章になっていると、思います。
Posted by makishing at
05:58
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