2013年03月17日

体温の働き



今日は、お世話になっている方から届いた、メルマガの記事です。





【体温の働き】


 人間の体内では、24時間就寝中さえも様々な代謝が行われていますが、代謝の際に発生する熱エネルギーに「体温」があります。理想的な基礎体温は36.5度前後とされていますが、最近、35度前後の低体温症が年齢性別を問わず急増、特に10〜20代の若者の間で増えています。昔は今とは生活も違って、自動車や洗濯機、掃除機などの製品があまり普及していなかったため、歩いたり洗濯したり掃除したりも体全身を使っていましたが、今日までに様々な便利な世の中になったこともあり、意識的にスポーツなどをやる以外ほとんど体を動かさなくなりました。


 人間の筋肉の70%以上は腰から下にありますが、主に筋肉が体温を作っているので、体を動かさないでいると体温が下がり、体が冷え、低体温になってきます。体温1度の低下により、免疫力は37%、基礎代謝は12%、体内酵素の働きは50%まで低下します。免疫力の低下はアレルギーや感染症を起こしやすくなり、基礎代謝の低下は脂肪が燃焼しづらく太りやすい体質に、また体内酵素の働きの低下により栄養の吸収だけでなく体温の基になる熱エネルギーの生産力も低下させてしまうため、疲労・倦怠感が現れます。また体温が35度前後の時が、最もがん細胞やウイルスが活発に活動、増殖しやすいことも分かっています。


 これらの原因の多くは食べ物にあります。東洋医学で食べ物は、陰と陽に大別することができ、陰性の食品は体を冷やす性質が、陽性の食品は体を温める性質があります。近頃は食生活も変化し、パンやパスタなど陰性の食べ物を多く摂取してしまう環境にあります。そして急増する若者の低体温症の主な原因は、ゆっくり湯船に浸からずシャワーだけで済ませてしまうことです。水圧のかからないシャワーではなかなか体を温めることができないため低体温になりやすいですが、湯船に浸かるだけで水の重さで全身が圧迫され、血行促進につながります。


低体温症は多くの場合が後天的によるものが多く、生活の中のちょっとした意識で改善できるものです。体の中枢の冷えにより起こる低体温症の危険性を理解し、きちんと体温を保つことが健康でいるための近道なのかもしれません。





※とても詳しい文章です。

低体温の原因や、それが引き起こす物事を、私たちは正しく知る必要があると思います。
  


Posted by makishing at 06:02Comments(4)