2013年10月15日

人生に無駄はない


今日は、いつも読ませて頂いているメルマガからです。





【人生に無駄はない】


私の友人で通訳をやっている男がいる。
彼の父は開業医だった。
子供の頃から「ワタルちゃんは将来お医者さんになるんだよ」と、呪文のように言われて育った。
高校三年になったときに、「俺は本当に医者になりたいのか?」と疑問を抱いた。
また、今まで親に反抗というものをしたことがなかったので、一度やりたかった。

そして、医学部から歯学部に勝手に変えた。
傍から見ると、「同じやん!」とツッコミを入れたくなるが、
彼にとっては、大違いだった。

何より、親の意志に反抗したのだ。

そして、歯学部合格。しかし、喜びはなかった。
大学入学後、専門科目では受験勉強の何倍もハードだった上に、
自分が不器用だということを嫌というほど思い知らされて、
自分に歯科医師は向いていないと確信した。

「嫌だ!」と親にも言えず、引きこもり、大学を中退。
家で、毎日本を読んで過ごしていたそうだ。
その読書量は半端ではなく、年間300冊くらいを読み漁ったそうだ。

そんな時、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」に出会い、
竜馬のように生きたい!と痛切に思い、引きこもりを脱したのだ。

そして、彼は、竜馬が目指した世界と日本の架け橋になるべく
英語を必死に勉強し、現在は通訳として活躍している。

「何が幸いするかわかりませんねぇ」と彼は言うのだ。
彼には医療分野、特に歯科分野の専門力があるものだから、
この分野の通訳、翻訳の依頼が絶えないのだそうだ。


人生には無駄はないのだ。
何があっても、全てうまくいくようになっている。
長い目で自分の人生を考えることだ。

『全てのことは序章に過ぎない』

人生は短い。自分が納得できる人生を歩むことだ。

納得するためには、満足する日々を積み重ねるのだ。





※如何でしたでしょうか?!

これまで歩んで来られた道のりが、決して平坦ではなかった方も、お見えだと思います。

『何が幸いするかわからない』
『全てのことは序章に過ぎない』
『人生に無駄はない』

こうした言葉は、今回のような実話を通して、腑に落ちたりできますね。
  


Posted by makishing at 07:11Comments(4)