2014年02月11日
作家の井上ひさしさんから学ぶ
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガからです。
【上昇のスパイラル】
作家の井上ひさしさんが、自分の作品を書くときの心構えをこう書いていた。
むずかしいことをやさしく
やさしいことを深く
深いことを面白く
この言葉を私が授業をするときの戒めとしている。
何かをする時に、相手に理解してもらいたいときに、
難しい顔をして、専門用語を羅列しても、
聞いている人は、「これが終わったらどこに行こうかな」なんて、
意識は飛んでいるものだ。
こちらの話を理解して欲しいときは、相手の頭を柔らかくする必要がある。
それには、面白いことを話すのだ。
人は面白いことが大好きなのだ。
人は笑顔になりたいのだ。
面白いと心がほぐれる。
面白いとそれに集中してくれる。
そして、いつの間にか、頭に入っているということになる。
例えば、こんな問題。
( )口一番
さぁ、カッコの中にはどんな文字が入るか?
答えは、開口一番、
なんだけど、これでは面白くとも何ともない。
正解は、(サッポ)ロ一番
で、ドッと笑いを取ってから、開口一番の説明をすると、きっと忘れない。
勉強も面白くやるには、まず、「わかる」ことが先決。
わかったら、今度は「できる」ようにする。
できるようになると、ようやく「面白くなる」ので、「ますますやる」。
すると、ますますわかり、ますますできるという上昇のスパイラルに入ることができるのだ。
※『難しいことをやさしく』は、常々考え、気をつけています。
これを深くして、さらに面白くする・・・素晴らしいです。
やさしくした後をどうするかが、上昇のスパイラルの鍵ですね。
Posted by makishing at
06:07
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