2014年05月07日

吉田松陰の【動きながら準備する】


今日は、書店で平積みしていた本『覚悟の磨き方』(超訳:吉田松陰、編訳:池田貴将、発行:サンクチュアリ出版)から‘松陰からの学び1’【動きながら準備する】を紹介致します。





【動きながら準備する】



やろう、とひらめく。
そのとき「いまやろう」と腰を上げるか、「そのうちに」といったん忘れるか。
やろうと思ったときに、なにかきっかけとなる行動を起こす。それができない人は、いつになってもはじめることができない。むしろ次第に「まだ準備ができていない」という思い込みの方が強くなっていく。
いつの日か、十分な知識、道具、技術、資金、やろうという気力、いけるという予感、やりきれる体力、そのすべてが完璧にそろう時期がくると、信じてしまうのだ。
だが、いくら準備をしても、それらが事の成否を決めることはない。
いかに素早く一歩目を踏み出せるか。いかに多くの問題点に気づけるか。いかに丁寧に改善できるか。少しでも成功に近づけるために、できることはその工夫しかない。
よく行動する人は、知識は必要最低限でいいと考える。
なぜなら実際に動く前に、わかることなんてほとんどないと知っているからである。
だからよく失敗する。だがそれで「順調」だと思っている。
そのように私たちの脳は、自分の行動をうまく正当化するようにつくられている。
小さくても、「一歩を踏み出す」という行為さえ続けていれば、「なぜこれが正しいのか」脳が勝手に理由を集めてくれる。
吉田松陰は、行動につながらない学問は無意味だと考えた。
大切なのは、不安をなくすことではない。
いかに早く、多くの失敗を重ねることができるか。
そして「未来はいくらでも自分の手で生み出すことができる」という自信を、休むことなく生み続けることなのである。





※素晴らしい書籍を、先日見つけました。

これは、一番最初の「心」の単元の最初の文章にありました。

どのような物事でも、『とにかく、やってみる!』のを、私も念頭においています。

人間ですから、スッとやってのけることと、そうでないことがあります。

これからも、このマインドを携えながら、歩いていきたいと思います。
  


Posted by makishing at 07:17Comments(0)