2014年11月07日

弁解・言い訳の前に


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガからです。





【弁解・言い訳の前に】



「弘法筆を選ばす」ということわざがあります。
真言宗の開祖である弘法大師空海は偉大なる宗教者として有名ですが、日本の歴史上、最高の達筆の持ち主としても知られています。
弘法大師はどのような悪い筆を使っても、素晴らしい字を書いたという言い伝えから、名人、達人と言われるような人はどのような状況、環境にあっても相応の成果を出すというものであり、道具(環境)を言い訳にしているようでは成功はおぼつかないという戒めの意味があります。

これはわが国だけでなく、古今東西様々な国や民族によって同じようなことわざ、格言が語り継がれています。

「腕の悪い職人は仕事の不出来をいつも道具のせいにする」 (イギリスのことわざ)、
「下手な職人は道具にせいにする」(フランスのことわざ)

昔の人たち、どこの国の人たちにとっても、できないことの言い訳を他に求める行為はよく見られる行為だったのでしょう。
より突っ込んで言えば、これは人間の持つ、基本的な性(さが)でもあるのです。
置かれた環境、状況で最善を尽くす、言い訳・弁解はその後からしたいものです。





※上手くいかない理由を、人以外の“モノ”にすると、誰も傷つかないので、それはそれで波風は立たないです。

ただし、そもそも論として、言い訳は『したくない』『している人を見たくない』ですね。
  


Posted by makishing at 08:26Comments(0)