2018年07月02日

ギザジュウが回収されないのはなぜ?


今日は、『モヤモヤすること』(副題:どうでもいいかもしれないけど、ちょっと気になる疑問を徹底調査)からです(一部要約、削除)。





『ギザジュウが回収されないのはなぜ?』



ギザジュウ(ふちがギザギザな10円玉)は、たまに使えない自動販売機があるにも関わらず、なぜ回収されないのでしょうか?

財務省に訊くと「通常使用できる貨幣だからです」という、もっともな答えが返ってきました。

ギザジュウに関わらず、古くなったり、損傷したような貨幣については、市中の金融機関から日本銀行を通じて政府に戻り、新しい貨幣が市中に供給されるようになっているとのことです。

では、ギザジュウの歴史は、どんなものか、貨幣の製造を行っている、独立行政法人造幣局の広報担当者に訊きました。

ギザジュウは、昭和26年〜33年の間に製造されました。当時、最高額面の硬貨のふちにギザギザをつけるというならわしがあり、5円玉と10円玉しか流通していなかったことから、額面が高い10円玉のふちにギザギザをつけて製造していたんです。ところが、昭和32年から出回るようになった100円玉が、ギザジュウと大きさや重さが似ていて、さらに、ふちに同じようなギザギザがあって紛らわしいとの理由で、昭和34年から、現在の10円玉を製造するようになったんです。今では、目の不自由な人でも貨幣の種類を判別しやすいようにするといった意味や、偽造防止対策のためにギザギザがつけられています。

ギザジュウは5円玉と比べられて生まれ、100円玉の登場によって製造が中止されたということなんですね。

意外なところで、硬貨同士の関係性が垣間見えました。





※こんな歴史が、ギザジュウには、あるのですね!

そういえば、ふちがギザギザの10円玉って、たまにまだあります。

なんとなく手にしたら、すぐに使いたくなくて、しばらくは小銭入れの中に置いておくのは、私だけでしょうか!?
  


Posted by makishing at 06:17Comments(2)