2018年07月07日

血が赤いのに血管が青いのはなぜ?


今日は、書籍『子どもの「なんで?」に答えます!』(発行・発売:(株)アントレックス)の中から【血が赤いのに血管が青いのはなぜ?】を紹介致します。





【血が赤いのに血管が青いのはなぜ?】



A:血管を流れている血は赤いのですが、皮ふの下のメラニン色素を通して見ると、青く見えてしまいます。



手首やうでの血管は青く見えますね。でも、血管の中を流れている血は赤いのです。血が流れる管は白色なので、血が流れている血管は赤く見えるはずですが、私たちが目で見るときは青く見えるのには、いくつかの理由があります。

そのひとつは、皮ふのすぐ下にメラニン色素があるからです。夏に日焼けするのは、皮ふの下のメラニン色素が黒くなって体を守るためです。このメラニン色素を通して見ると、青いサングラスで見たときのように、赤い血管が青っぽく見えてしまいます。メラニン色素がない、下まぶたの裏の血管を見ると赤く見えます。

血管が青く見えるもうひとつの理由は、私たちの目で見える血管は静脈だからです。血管には、体中に酸素を運ぶ動脈と、酸素をわたして、体のいらなくなった老廃物を受け取ってもどる静脈があります。動脈を流れる酸素いっぱいの新しい血はあざやかな赤色ですが、老廃物を運ぶ静脈の中の血は黒っぽい赤色をしています。動脈は体の中心に近いところを流れていて、静脈は皮ふに近いところを流れています。目で見える血管は、黒っぽい血が流れる静脈だから、より青っぽく見えるのです。





※「そうだったのかー」と、思いました。

「なんでなんだろう」と、ずっと思っていた‘血管が青く見える事’でした。

スッキリしました。本日も、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 06:54Comments(2)