2018年07月25日

紙幣について


今日は、(株)ステイショナー企画発行のフリーペーパー『Bun2 6月号』の中の番外編から【紙幣について】を紹介致します。





もっとも高価な紙は、もちろん紙幣です。3、4年前の数字だが、1万円札の製造コストは、約20円、100ドル紙幣は、約12.5セントだそうだ。

いつぞやドル紙幣を洗濯機で回してしまったことがあるが、ボロボロになるかと思いきや、きれいな新品の紙幣になって出てきた。それまで知らなかったが、アメリカの紙幣は、綿75%と麻25%でできているのだ。表は黒、裏は緑で印刷されているために、お金のことを英語でgreenbacksとも呼ぶ。日本のお札は、ミツマタやマニラ麻でできており、色もそれぞれ違うから、一見してお金の額がわかるから、間違えることも少ないが、アメリカの紙幣は、印刷された肖像は違っても、どの紙幣も、サイズも色も同じことから、ややもすれば間違えやすい。

財務省は、FRB(連邦予備銀行)に受け渡される前に破棄した1万ドル分のドル紙幣をシュレッダーにかけて販売している。重さは5ポンドで45ドル。ギフトの緩衝材として使われることが多い。いみじくも、「MONEY(お金)」という名の香水の箱の詰め物に使われている。ただし、アメリカ国内のみ購入可能で、大量に商業的に購入する場合は、財務省と交渉する必要がある。

破棄された紙幣は、屋根のタイルやボード、燃料ペレット、ステーショナリーなどにリサイクルされている。ちなみに、日本は用紙の製造は国が行っているが、アメリカでは、1770年創業のクレーン社(Crane&Co)から派生したクレーン・カレンシー(CraneCurrency)が委託生産している。





※紙幣、特にアメリカの紙幣について、これだけの事を、初めて知りました。

1枚約20円の紙切れを大切に扱い、又それに振り回されないようにするのが、私たち人間が豊かに暮らしていける、秘訣なのかも、しれません。

本日も、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 07:57Comments(2)