2018年09月03日

夏場対策のTシャツ


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【夏場対策のTシャツ】を紹介致します。





【夏場対策のTシャツ】



クーラーの利いた部屋なら大丈夫かもしれませんが、真夏はちょっと外に出かけだけで大量の汗が噴き出してきます。


汗をかくと気になるのは「汗染み」いう方は少なくないと思います。


今日は、カジュアルウェアの製造販売を行うジーンズメイトのヒット商品を紹介したいと思います。


その商品とは、ZERO STAIN(ゼロステイン)というシリーズ名で展開されているTシャツです。


上記のとおり、夏場は、汗染みが気になるという課題があります。


従来、汗染み対策をうたった衣類はありましたが、肌着のみで無地のものばかりでした。


プリントものTシャツで汗染み対策をした商品はなかったので、汗染み対策のTシャツを開発することにしました。


汗染み対策の仕組みとしては従来のものをベースにしました。


生地の表面に撥水加工を施し、裏面に吸水加工を施しています。


裏面の吸水加工により、汗の水分が広い範囲で吸収されるため、乾きが通常の生地より早くなります。


また、吸収された汗が表面の撥水加工によって生地に閉じ込められるため、水分は表面に染み出てきません。


ここで、ポイントとなるのは、吸収加工と撥水加工のバランスです。バランスが悪いと、表面と裏面の間に汗が溜まり着心地が悪くなるからです。


同社では、吸収加工と撥水加工をそれぞれ何回行えば、快適に着ることができるかを徹底的に検証し、吸収と撥水のバランスが良い商品を作り上げることに成功しました。


このZERO STAINは、汗染み対策という機能面が特徴であるため、販売手法も工夫しました。


Tシャツを販売する店舗で大型パネルを設置し、そこに水を入れた霧吹きとTシャツの生地を複数枚用意しました。


Tシャツの生地は、半分にだけ汗染みができにくい加工を施してあり、裏面から霧吹きで水をかけて、効果の違いを体感してもらうという演出も取り入れました。


この演出とは違いますが、イメージは同社のHPにも掲載されていますので、ご参考にして頂ければと思います。

http://goo.gl/vhXKc7


このような演出を取り入れて販売促進に力を入れた効果もあり、売れ行きが順調に伸びていき、シリーズで27万枚以上売れました。


汗染み対策が従来肌着にしかなされていなかったことに着目し、Tシャツに取り入れた点がポイントになりました。


肌着とTシャツは身近な商品です。


そう考えると、意外と身近なところにヒットのネタが転がっているのかもしれませんね。





※もうそろそろ、涼しくなってもいい頃ですが、相変わらずの暑さで、避暑対策グッズは、売れているようです。

よく考えたら、撥水・吸水加工は、下着類にしか、施されていないように思います。

ヒットのネタは、身近にあると感じました。『なんで、こうなん?』を、突き詰めて、探してみるのも、楽しいですね。

本日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 07:40Comments(2)