2018年09月05日

“男”に関する諺


今日は、『ことわざハンドブック』より、男に関する諺です。





【男の心と大仏の柱】

意味:大仏殿の柱はがっしりと大きいように、男の心も大胆であれとのたとえ。




【男は閾を跨げば七人の敵あり】

意味:社会に出て働く男には敵も多いし、競争相手も多いとの意。〈男は門を出ずれば七人の敵あり〉は同意で、〈女は敷居をまたげば七人の友あり〉は反語。出典は双蝶々曲輪日記。




【男の裸一貫】

男は裸でも百貫の価値がある。かりに無一物でも働いて出世できるからとの意。




【男は松女は藤】

松を男にたとえ、女を藤にたとえて松にからまること。男と女の特性をたとえたもの。女が頼りになるのは男である。




【男鰥に蛆が湧き女寡に花が咲く】

男の一人者はだいたい不精で清潔の意識がうすい。これに反し女は本能的に身ぎれいだから、周囲からももてはやされるとの意味。出典は諺苑。同意語は〈男後家にはぼろ下がり女後家には花が咲く〉〈男やもめに雑魚たかる〉。





※約4年半ぶりのシリーズです。

強い意味や大きく大胆な意味がある中に、おおざっぱで雑な意味も含まれています。

男を象徴しているケースがありますね。
  


Posted by makishing at 07:41Comments(2)