2018年10月05日

パレスチナ自治区ガザの〔光と影と憎悪の連鎖〕


今日は、読売新聞9月29日国際面より【パレスチナ自治区ガザの〔光と影と憎悪の連鎖〕】(元のテーマ:異国ログ)を紹介致します。





パレスチナ自治区ガザでよく使うホテルから望む地中海の遠景は、息をのむほど美しい。夕方には、真っ赤に染まった海に太陽が溶けるように沈み、夜は満天の星が広がる。

だが海辺に出ると、黒い海水が異臭を放ち、海岸はごみの山だ。電力不足で下水が処理できず、汚水が海に垂れ流されているためという。街灯まで電力が回らず街が暗闇に包まれるゆえに、漆黒の空に星がひときわ輝く。皮肉である。

ガザの生活苦は、隣接するイスラエルが、ガザを支配するイスラム主義組織ハマスのテロ行為から国民を守るとの大義名分の下、壁などでガザを封鎖し、人や物資の往来を厳しく制限していることが大きい。

ハマスなどの武装組織がガザからいなくなれば、封鎖は解かれるだろう。しかしハマスはガザ住民の抗議デモをあおり、参加者がイスラエル軍の銃撃に倒れる。人びとの怒りはまたイスラエルへと向かう。封鎖から11年。憎悪の連鎖はいつまで続くのか。





※とても苦しく感じた文章でした。

人はなぜ、争いあうんだろうと思います。

助け合い、愛し合う事が、世界平和に繋がります。

地球上から、全ての争い事が、無くなりますように。
  


Posted by makishing at 06:13Comments(2)