2020年11月08日

ゴルフボールがデコボコしている理由


今日は、書籍〔理系の素朴な大疑問〕(副題:読めば止まらなくなる選りすぐり雑学、著者:博学こだわり倶楽部)から【ゴルフボールがデコボコしている理由】を紹介致します。

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ゴルフをする人なら知っているが、ゴルフボールの表面にはたくさんのくぼみ「ディンプル」がある。

野球の硬式球やサッカーボールの表面はツルツルだが、なぜかゴルフボールには、凸凹のくぼみがある。

くぼみの役割はおもにふたつある。ボールの飛距離を伸ばすことと、軌道を安定させることだ。

ボールを打つとき、ゴルフクラブがヒットする面は斜めになっており、下からすくい上げる形で飛ばす。すると、ボールにはバックスピンがかかる。

このとき、ボールの上側は空気抵抗を受け流すような向きで回るが、下側は空気に逆らう回転になる。これが気圧差となって、ボールを飛ばすのだ。

このとき、くぼみが前方の空気をボールの後ろ側へ引き込む役割をするため、前方と後方の気圧差が少なくなって、より前へ飛ぶ。つまり飛距離が伸びるわけだ。

軌道が安定するのは、後ろ側に起きる気流による。飛んでいるボールの背後には、カルマン流という渦が発生する。この渦はボールに影響を与えて、軌道が乱れることがある。

しかし、くぼみがあることで、自ら小さなカルマン流を発生させ、カルマン流の増大を抑えている。その結果、ボールが軌道をまっすぐ飛ぶことにつながっているのだ。





※ゴルフをされる方々にとっては、あたりまえの内容でしたが、私は全く知りませんでした。

ゴルフというスポーツを、楽しく面白く、エキサイティングにしているのは、ボールのデコボコも、役割があったのですね。  


Posted by makishing at 08:15Comments(0)