2021年01月16日
逆風の中でも売れている化粧品
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【逆風の中でも売れている化粧品】を紹介致します。
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【逆風の中でも売れている化粧品】
コロナ禍の影響で売れなくなっている商品がニュースで取り上げられています。
化粧品もその中の1つです。
マスクやテレワークの普及により、化粧品業界は厳しい状況に置かれていています。
そのような状況の中でも売り上げてを上げている商品があります。
その商品とは、コーセーの「メイク キープ ミスト」という商品です。
化粧をする機会が多い女性にとって悩みの1つとなるのが、「化粧崩れ」と言われています。
化粧崩れの悩みは、年代に限らず、普遍的な悩みとなる人が多いとのこと。
「メイク キープ ミスト」は、メイクの仕上げにサッと吹きかけるだけで汗や皮脂、水をはじいて化粧崩れを防ぐミストタイプの仕上げ用ローションです。
化粧崩れを防ぐ商品は、従来から様々発売されていますが、代表的なものの1つにフェイスパウダーがあります。
フェイスパウダーは、化粧の上に粉をはたくという特性上、化粧の質感が変わってしまうことが避けられないという課題があります。
例えば、ツヤ感を出すメイクにフェイスパウダーをはたくとツヤ感が落ちてしまいます。
そこで、同社は、ミスト状の商品を開発することに決めました。
開発当初は水溶性の成分だけを使って「メイク キープ ミスト」を作ろうとしていました。
しかし、水溶性の成分だけだと皮脂ははじくものの、汗や水、雨、涙には弱いことが分かりました。
そこで、水溶性の成分と、水にも皮脂にもなじみにくい油溶性の成分の2層にし、使用方法も10回以上振って2つの成分をスプレーボトル内で混ぜ合わせてから顔に吹き付けるようにしました。
水溶性成分と油溶性成分の両方を配合することで、水分も皮脂も弾くことが可能になります。
しかし、水溶性成分と油溶性成分の組み合わせは数多くあり、同じ組み合わせで配合比率を変えて検証するとなると途方もない数になります。
感触の良さ、化粧持ちの良さなどのバランスがうまく取れる安定性を実現するためにつくったサンプルは100種類を超え、ようやく最適な商品に辿り着きました。
これらの検証は長期間を要し、商品の構想から実に4年の歳月をかけてようやく完成しました。
そして、2019年6月に発売を開始しました。
テレビCMなど目立つことはせず、その代わりに、ブランドサイトなどで動画を載せて高い機能性を訴求。
<メイク キープ ミスト>ブランドサイト
https://www.kose.co.jp/makekeepmist/
メイクした卵に水を掛け続け、同商品を使ったものとそうでないものを比較する動画が流れます。
未使用の卵と違い、いつまでもメイクが落ちないシーンは、視聴者に強いインパクトが残ります。
夏場は汗や水、皮脂でも化粧が崩れないことを訴求し、冬になると、化粧崩れを防ぐことのほか保湿効果を訴求しました。
また、コロナ禍の中では「#マスクメイク」というハッシュタグをつけてプロモーションを展開しました。
マスクを取り外した際の化粧崩れを防止するのに有効というSNSの投稿も拡散し、コロナ禍の中でも売れ続けることが出来ています。
4年の歳月をかけて真に必要とされているものを追求したからこそ、逆風下でも売れ続けているのではないでしょうか。
※如何でしたでしょうか?!
素晴らしい商品です。
最後の一文が、全てを物語っています。
“真に必要とされるものを追求する”
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Posted by makishing at
10:43
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