2021年04月12日

『佐藤さん』南の国には砂糖さんもいる


今日は〈日本の苗字おもしろ事典〉(著者:丹羽基二氏、発行所:株式会社明治書院)の『第1章日本のポピュラーな苗字群像』から【『佐藤さん』南の国には砂糖さんもいる】を紹介致します。

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サトウさんと言えば、どなたでも「佐藤」と書く。日本の苗字の中で、最多の部類に属するもの。人口ざっと百九十万を誇る大姓だ。

しかし、佐藤さんばかりがサトウではない。「イ」(にん偏)のない左藤さんもいれば、サ藤と片仮名のサを書く方もいる。

佐当・佐東・佐檮・作藤・佐灯・沙藤などは、電話では、区別がつかないこともある。しかし、長い歴史の中で、それぞれ分流もでき、その文字を大切にしている。曰く(由来や事情)を拝聴すると、尤も、とうなずかされることが多い。

この間、わたしは偶然、甘いサトウさんにお会いした。

「甘いサトウさんとは?」
「うん、それが、甘庶と書く。カンショ・カンシャ・カンジャともよむが、サトウともよむ。お国は南国薩摩(鹿児島県)で、やはり甘蔗栽培に関係したお仕事から来たらしい。一族の中には甘蔗と書く者もいるという。そればかりか、そのものズバリ『砂糖』の姓もあるヨ、と言われた」





※日本の苗字シリーズです。

『サトウさん』の種類、ものすごく多いのですね!

苗字が誕生する理由やきっかけは、いろいろですね。

本日も、ありがとうございました。  


Posted by makishing at 08:13Comments(0)