2021年05月10日

おうち美容で注目されているハミガキ 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【おうち美容で注目されているハミガキ】を紹介致します。

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【おうち美容で注目されているハミガキ】


テレワークやお出かけ控えで、必然的に増えたおうち時間。

普段は忙しくて肌や髪のお手入れがおろそかになっている人も、時間に余裕のある今だからこそと、「おこもり美容」や「おうち美容」が流行しているようです。

おこもり美容やおうち美容の流行により、注目されているハミガキ商品があります。

その商品とは、花王から発売されている『クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック〈ハミガキ〉』という商品です。

同商品は、天然由来のホワイトクレンジング成分を豊富に含んだ薄型透明のフィルムです。

フィルムに含まれた洗浄剤が濃いままじっくり溶けることで、歯のくすみを落としやすくすることが特徴です。

2010年頃に同社は、海外の動向を調査していた際に、歯のホワイトニンググッズが売れていることに着目し、将来日本でもニーズが生まれると考えました。

そこで、2010年から歯に貼って使うホワイトニンググッズの研究に着手しました。

ホワイトニンググッズの1つと言えば、ホワイトニング用の歯磨き粉が考えられます。

ところが一般的な歯みがき粉は、磨いているうちに唾液で洗浄成分などの機能成分が薄まってしまうこともあり、効果を実感するのに時間がかかります。

そこで、同社は歯磨き粉ではなく、歯に貼って使うシート状のタイプの商品を考えました。

しかしながら、2010年頃は歯の見た目を意識する人は、まだまだ増えなかっため、研究開発は一時中断しました。

その後、時代の変化とともに歯の見た目や色を気にする人が増え、オーラルケア市場を見ても1000円を超えるような価格帯の美白歯磨き粉が売れるようになりました。

2018年にあらためて企画をし直し、市場を調査したところ、歯の見た目に意識が高い人が、欧米で発売されているシートタイプのホワイトニング商品を並行輸入していることが分かりました。

そのとき、あらためて、同社が構想していたシート状のタイプの商品が注目されることを確信し、商品開発に取り組みました。

洗浄成分としては、米ぬか成分から抽出した天然由来のフィチン酸を採用。

フィチン酸は、同社の「ピュオーラ」などでも実績のある成分でしたが、歯磨き粉として使う場合は唾液で機能が薄まるという課題がありました。

そこで、歯に直接触れる部分は、フィチン酸を含む溶ける層とし、反対の面は唾液で溶けない性質を持つ2層構造としました。

この2層構造は、厚すぎるとブラッシングで除去できずに貼り付けている間に違和感があります。

かといって薄すぎると、手で持った時に溶けてしまって歯に貼るのが難しくなります。

試行錯誤を繰り返しながら最適な厚みを研究して、商品を作り上げることに成功。

そして、2020年3月に商品の発売が開始されました。

ところが、翌月、新型コロナの影響で緊急事態線宣言が発出され、窮地に立たされることが予測されました。

マスク装着や外出自粛で歯の美白にまで気が回らなくなるのでは?と考えたからです。

しかしながら、同社の懸念は外れ、家で過ごす時間が増えたことで、SNSなどを通じて、おこもり美容やおうち美容をキーワードとして同商品が拡散されました。

SNSなどをきっかけに注目が集まり、2021年2月末までに34万箱が売れたヒット商品となりました。


<クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパックのブランドサイト>
https://www.kao.co.jp/clearclean/product/pack/


同商品のキャチコピーの1つに「歯にもパックする時代!」という言葉が使用されていますが、歯にもパックが当たり前の時代が近い将来来るかもしれませんね。





※昔は『ホワイトニング』という言葉すら、無かったように思います。

家に居る時間が長くなって使われる、意外なヒット商品だと、私も感じました。

何が受け入れられるかのテストは、非常に重要ですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。  


Posted by makishing at 08:29Comments(0)