2022年05月16日

真の発明者であれば、元通りに復元できないはずはない 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【真の発明者であれば、元通りに復元できないはずはない】を紹介致します。

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【真の発明者であれば、元通りに復元できないはずはない】


釣りの種類はたくさんありますが、その1つにフライフィッシングというものがあります。

フライフィッシングは、欧米式の毛針であるフライを使う釣りです。

起源はイギリスの貴族で、現在も格調高い紳士のスポーツとして楽しまれています。

フライフィッシングでは、疑似エサを本物に似せて魚をおびき寄せるのが釣り人の腕の見せ所です。

この釣り人のテクニックを支えるのがリール(糸巻き)です。

長野県に株式会社マシンエンジニアリング(略称MEG)という会社があります。

MEGは、マリエットという商品名のリールを製造販売しています。

マリエットは、単なるリールではなく、所有していること自体を自慢したくなるような一流品です。

獲物がかかったときの糸切れを少なくするブレーキ機構やリールの回転音や左利き・右利きが関係ない構造などが特徴です。

マリエットが注目されたのは、米国の釣り具ショーに出展したときのことです。

テレビで紹介されて注目されましたが、地元の釣り師に勝手に米国の特許を取得されるという事件にあいました。

MEGのマリエットの技術が勝手に特許出願されたのです。

ところが、この事件の結末には落ちがあります。

特許を取得した釣り師がリールを分解した後に元通りに組み立てられなくなり、MEGの日本代理店に相談してきたのです。

真の発明者であれば、元通りに復元できないはずはない、ということで、米国特許が最終的にMEGのもとに移る形となりました。

この件は、結果的にMEGに権利が帰属する形となったため、笑い話で済みました。

しかし、通常は、相手方が発明を盗んだという事実を立証するのは難しいので、契約書などで担保するか、事前に特許出願をしておくことが望ましいと思います。

展示会などを含めて、守秘義務が無い人の前にアイデア商品を見せる場合には十分注意されることをおすすめします。





※真の発明者は、崇高です。

笑い話になって、良かったです。

一個人や中小企業が、他に類を観ない画期的なモノを開発したら、取られないように、しっかり守っていきたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。  


Posted by makishing at 08:48Comments(0)