2011年08月20日

グループの力を最大限に引き出す方法




今日は、『図解ウマが合う人、合わない人』(PHP研究所)より《グループの力を最大限に引き出す方法》を、紹介致します。






非常に雰囲気がよく、コミュニケーションも円滑にいっている課が、業績となると、どうも伸びがみられないということがある。

結束の強い仲間が力を合わせれば、何事もうまくいく、と思うのが常識的な考え方だろう。しかし、心理学的には、そうとも言えないことがわかっている。

集団で何かをする時、どれぐらいの力を出すかという単純な実験を、一人だけで引っ張る場合、二人で引っ張る場合、三人、八人の場合で行った。

一人で引っ張る時に被験者が出した力を100とすると、二人の時は一人あたり93、三人になると一人あたり85、八人になると49。人数が多くなればなるほど、一人あたりの出した力は小さくなっている。

つまり、仲間が多ければ多いほど、人は「手抜き」をするという傾向があるのだ。ほかにも、一緒に大声を出すという実験も行われているが、この場合も、人数が多くなるほど、一人が出す声の大きさは小さくなっている。

こうした傾向は「リンゲルマン効果」と呼ばれる。もちろん、これをそのまま現実の職場に当てはめることはできないだろうが、「みんなで協力してやりましょう」という場合、「誰かがやるから、自分は適当でいいや」という意識が働くのは確かだ。

また、仲の良い間柄では、一人だけ突出するのをお互いに嫌う心理状態が出来上がっている。わざわざゆっくり仕事をして他の人のペースに合わせたり、といったことも実際に起こっているはずだ。

上司が部下に与える指示としては、「みんなで」よりも「××さんは○○をしなさい」と、具体的なほうが、より効率的だということになる。






※如何でしたでしょうか!?

チームで何かの物事を行う場合の‘大きな落とし穴’ですね。

チームビルディングを実行していく上で、考えていきたいと、思います。



Posted by makishing at 01:01│Comments(2)
この記事へのコメント
グループで成果を上げる事の難しさは痛感しています
誰かがやってくれるから、自分がやらなくてもいいと思う人も出てきます

1人のトップセールスの養成よりも全体のレベルアップが大切なことですね
私の手法は、ひとりひとりに的確に指示していました。これが効果的でしたね・・・
Posted by 進藤幸男 at 2011年08月20日 09:25
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。

「誰かがやってくれるから、自分はいいだろう」こう思う人は、必ず存在するというのを、今回の内容を掲載するにあたり、勉強しました。

「ひとりひとりへの的確な指示」・・・一人ずつ、みんな違うという前提を、しっかり頭に擦り込んでいたら、こういう形になりますね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2011年08月20日 10:37
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