2016年03月12日

将来世代への負担


今日は、沢山の勉強会・交流会のお世話役をされておられる、マッチングナビゲーターの方から頂いた資料より、紹介致します。





【将来世代への負担】


国レベルでの最大の問題は、年金・医療・介護などの社会保障費の増大による歳出増大と、経済活動縮小による歳入減少とにより、財政赤字が拡大し、財政破綻のリスクが高まり、国際的な信用不安から円が大暴落することです。

実はこの問題は2010年から起きたギリシャの経済危機で現実化している。EU内での対処の結果、幸い国際的な通貨暴落は起きなかったが、財政赤字の拡大が信用不安につながることが、まざまざと示されたのです。

しかし、この問題はギリシャだけでなく、超高齢社会に突入している日本を含む多くの先進国が共通に抱えている問題でもあります。

社会保障費の増大は、受給者である高齢者の増大による。2012年度の社会保障費は109.5兆円。内訳は年金53.8兆円、医療35.1兆円、介護・福祉その他20.6兆円(うち介護8兆円)となります。2025年度には年金60兆円、医療53兆円、介護・福祉その他31兆円(うち介護16兆円)と予測されています。

2012年度比でみると年金1.1倍、医療1.5倍、介護2倍となり医療・介護費の増加割合が大きい。

一方、社会保障費の財源は、2012年度で保険料60.6兆円、国の財政負担29.4兆円、地方財政負担10.9兆円、不足分8.6兆円は資産収入等で賄っています。

また、国の財政負担29.4兆円は、国の一般会計歳出全体の33%に及んでいるのです。

これに対して歳入は、46.9%に当たる42.3兆円が租税と印紙収入で、49%に当たる44.2兆円が国債発行などの公債金収入に依存しています。つまり、歳入の約半分を借金に依存しており、これは将来世代への負担となっていることも問題です。





※非常に深刻な問題です。

私たちが、個人レベルで出来ることを、考えていきたいと思います。



Posted by makishing at 07:42│Comments(0)
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