2018年01月18日

北海道『今金男しゃく』ポテチに加工


今日は、日本農業新聞1月1日より【北海道『今金男しゃく』ポテチに加工】を紹介致します。





「0.3%の幻の芋」。希少性を前面に押し出したポテトチップスが2017年秋、全国の小売店にお目見えした。“ジャガイモの町”の北海道今金町でしか栽培できない「今金男しゃく」を使った逸品で、特有の甘味が味わえる。生産量が限られ、生鮮では東日本でしか流通していないが、加工向けの新たな販路として大手製菓の湖池屋に卸し、ブランドの全国展開に弾みを付けた。

「今金男しゃく」は、でんぷん質が多く、甘くてほくほくした食感が楽しめる。土壌が肥えた今金町だからこそ栽培できる、ジャガイモのトップブランドの一つだ。町内では原種から種芋、食用芋まで一貫した栽培にこだわり、地域一丸で品質管理に余念がない。

栽培に手間がかかり、生産量が限られるのが販売面での課題だった。JA今金町によると、16年の食用出荷量は6373トンで、全国生産量の0.3%。主な出荷先は関東の8市場だけで、東海以西の消費者になじみが薄い。

「何とか販路を広げられないか」。思案していたJA担当者に商談を持ち掛けたのが湖池屋だった。同社は希少性が売りになると踏み、本来はポテチに向かない「男爵薯」の加工技術を考案。15年からインターネット限定で試験販売を始め、1袋300円前後と高価ながら、1年目に1万2000袋(1袋75〜90グラム)、2年目には7万8000袋を売り切った。

17年には取り扱いを150万袋に増やし、全国の小売店で一般発売できるまでになった。湖池屋は「本当においしい芋だからこそ、ここまで来られた」と振り返る。

JAは「ポテチを食べた消費者から生鮮品を食べたいと反響があった。湖池屋と連携してブランドを全国に広げたい」と手応えを見せる。





※湖池屋という会社は、以前から『面白いことをするな』と、思っていました。

今回の希少価値の高い‘ポテチに向かない’芋を扱った戦略も、この会社ならではだと思いました。

これからも、消費者を大いに楽しませてくれるものと、思います。



Posted by makishing at 06:45│Comments(2)
この記事へのコメント
初めてポテトチップスを食べたのは、確か胡池屋ブランドだったような気がします。
Posted by クラケント at 2018年01月18日 07:55
クラケント様

訪問、ありがとうございます。

ポテトチップスのデビューが、胡池屋ブランドだったのですね。

これからも、奇抜で斬新な商品で、私たちを楽しませてくれる事を、期待しております。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞ー at 2018年01月18日 08:53
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