2018年07月27日

2つで洗える洗濯機


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【2つで洗える洗濯機】を紹介致します。





【2つで洗える洗濯機】


洗濯機と言えば、
「全自動洗濯機」
「ドラム式洗濯機」
をイメージされる方も少なくないと思います。


私が子供の頃は、洗濯槽と脱水槽が分かれた
「二槽式洗濯機」
が主流だったと記憶しています。


洗濯槽から脱水槽の入れ替えが面倒なので、その後、一つの槽で洗濯から乾燥まで完結できる機種も開発されました。


そんな状況ですが、二槽式洗濯機もまだまだファンがいるとのこと。


今日は、二槽式洗濯機をちょっと形を変え、外国でヒットしたシャープ製の商品について、紹介したいと思います。


フィリピンの一世帯あたりの人数は5人〜6人で日本の1.5倍〜2倍近くあると言われています。


家族の多いフィリピンでは、洗濯量の多さが悩みの種の一つです。


シャープの担当者によるフィリピンでの現地調査の結果、

「一度に多くの量を洗いたい」
「色のついた服と白い服を分けて洗いたい)

というニーズが多いことが分かりました。


また、日差しが強いフィリピンでは「洗濯後に軽く絞って干すだけで乾く」といった事情から、洗濯槽が1つで脱水機能がない低価格帯の洗濯機がよく売れていました。


そんな中、新型洗濯機を開発するに当たって参考にしたのが日本の二槽式洗濯機。


日本の二槽式は、洗濯槽と脱水槽ですが、フィリピンでは脱水の必要性は少ないため、洗濯槽を2つにした二槽式にしました。


これにより、従来、最大でも8キロ程度の容量だったものを2槽で最大11キロに増量させました。


また、電気代を抑えるために一つのモーターで2つの洗濯槽を別々に動かせるような機構も開発しました。


この洗濯機を発売後、大容量の特徴と、白い服と色付きの服を分けれる点が好評を博し、ヒット商品となりました。


また、フィリピンの都市部では友人同士などで共同生活というパターンも多く同時に別々に洗えるという点が評判とのこと。


二槽式の各槽は別の機能という既成概念を取り払えたからこそ、生まれた商品ではないかと思います。





※日本の二槽式洗濯機は、もう‘過去のモノ’です。それが、別の国の主役になるなんて、誰が考える事が出来たでしょう!

やはり、日本の技術力は、発想力もずば抜けていますね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



Posted by makishing at 06:20│Comments(2)
この記事へのコメント
家族の単位が小さい日本には必要ない洗濯機です。やはり、柔らか頭はビジネスチャンスです。
Posted by クラケント at 2018年07月29日 02:19
クラケント様

訪問、ありがとうございます。

柔らかな頭を、いかにフル回転させるかだと、思います。

それが、ビジネスチャンスに繋がると思います。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞ー at 2018年07月29日 08:58
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