2020年05月29日

自分の暮らす街を色で表すと・・ 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【自分の暮らす街を色で表すと・・】を紹介致します。

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【自分の暮らす街を色で表すと・・】


コロナ禍の影響で急激のオンライン化、デジタル化が進んでおりますが、デジタル化の波にも負けず奮闘しているアナログ商品がありますので、その商品を紹介したいと思います。

その商品とは、ナガサワ文具センターが販売している「Kobe INK物語」という商品です。

株式会社ナガサワ文具センターは、神戸市に本社を置き、明治15年創業の老舗の企業です。

創業当初から「書くもの」「書かれるもの」を扱い、インク、万年筆、ノートなどのステーショナリー専門店として100年以上事業活動を継続してきました。

「Kobe INK物語」を考案したのは、同社の商品開発室の竹内直行さんという方です。

竹内さんは、1978年に入社したのですが、その当時、神戸で製造している文具はありませんでした。

神戸=お洒落なものが多いと言われますが、文具に関しては神戸発がほとんどないと考えた竹内さんは、オリジナル文具を作りたいと考えました。

オリジナル文具の企画に本格的に乗り出した矢先の1995年1月に阪神淡路大震災が発生し、同社も大きな影響を受け、オリジナル文具どころではなくなりました。

その後、10年ほど経過し、会社が立ち直り、お世話になった人にお礼の手紙を書こうと竹内さんは思いました。

文具を扱う者として、感謝の気持ちを伝えるのにパソコンで書くのは味気ないため、手書きで書くと決めました。

ところが、万年筆で書こうとしたところ、当時は、黒色か青色くらいのインクしかありませんでした。

そこで、神戸らしい色のインクが作れないかと考えたときに、竹内さんの頭に思い浮かんだのが、港町神戸を見おろす六甲山でした。

六甲の深い森の色をいつも愛用の万年筆に忍ばせ、いざという時にさり気なく使えないものかと考え、試行錯誤の末、納得の色ができ、2007年に「六甲グリーン」を発表しました。

これに併せて、海のコントラストを贅沢に感じられる神戸メリケン波止場をイメージした「波止場ブルー」と、旧居留地の神戸らしい落ち着いた街並みを色にした「旧居留地セピア」も発表。

発売後、購入者から「面白い」という声が増え、神戸の景色や街並みをテーマに生まれた展開品を増やしていきました。

また、2012年に展示会とのコラボをきっかけに全く万年筆に縁がなかった人たちもインクを手に取るようになりました。

従来、万年筆を買うからインクを買うというのが一般的でしたが、「Kobe INK物語」では、インクを使うために万年筆を購入するという「逆転の現象」が起きました。


<Kobe INK物語の商品サイト>
https://kobe-nagasawa.co.jp/category/originalitems/kobeink/


Kobe INK物語では、「地域の色」という新しい価値が、新たな顧客と新たな用途を生み出すことに成功しました。

発売から10年以上経過したKobe INK物語は、限定色を含め80色以上となり、日本国内だけでなく米国、豪州、台湾へと輸出されています。

オンライン化に伴い、ますますデジタルが普及する世の中だとは思いますが、このような暖かみを感じ取れるアナログ商品も共存してほしいと願う今日この頃です。





※如何でしたか!?

超アナログな私としては、何かホッとする内容でした。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



Posted by makishing at 07:48│Comments(0)
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