2021年04月19日
日本の新書『手軽なサイズ、絶妙な分量』
今日は、読売新聞4月11日(日)解説面より【日本の新書『手軽なサイズ、絶妙な分量』】を紹介致します。
〔★緊急!コロナウィルス対策、業績向上支援無料個別相談、実施中(詳しくは、2/4/28のブログにてご確認ください)★〕
日本の新書の歴史は、岩波新書創刊の1938年に始まる。モデルは、社会科学や歴史などのテーマを分かりやすく紹介する英国の「ペリカン・ブックス」。人々により安く、手軽なサイズで必要な教養を届けることを目指した。当時採用した縦約17.3センチ、横約10.5センチの判型はほぼ変わっていない。他社を含めて、新書の標準サイズとなった。
終戦を経て高度経済成長期以降、中公新書や講談社現代新書など「教養新書御三家」と言われる新書が出そろう。90年代以降も、筑摩書房や文芸春秋など主要出版社が次々と参入した。
それは新書が、単行本ほど長くも、雑誌の論文ほど短くもない絶妙な分量だからだ。標準は、400字詰め原稿用紙約300枚とされる。研究者が専門分野の入門書を書くのに合うほか、阿川佐和子さんの2012年ベストセラー「聞く力」のような気軽に読める一冊にも向く。
※新聞の書籍の歴史が書かれていた中の、新書についての部分を紹介致しました。
様々なサイズの本があるなぁとは、感じていました。
出版業界の事情も、垣間見れたように思います。
Posted by makishing at 07:19│Comments(0)